信号は確かに、すべて変わる。しかし中途半端。よいような悪いような日。
まずは買い物。通り過ぎようと買い物かご。邪魔するように突っ張るばばあ。
すり抜けたが、目が座ってる。みんな最後はジジババ。仕方ないがツッパリ
婆にはなりたくない。ならないけど何か。やっぱりぶりとがんす。ちがった。
今日はキハダマグロの刺身。大西洋さん。家内は食べないそうだ。
病院に一晩預けた車を取りに行った。入り組んだ道で怖い。これも老化。
無事に帰って、ざるそばとがんす。100円のメロンを食べて、満足。
さあカラオケ喫茶。抱き着きばばが私の隣。話ししないわけもいかず。なんと
わたしよりも5歳も若いことが判明。分らんもんだ。越路吹雪風に歌うばばあ。
たまらず普通に歌えといってしまった竹取の翁。直す様子はない。これといって
盛り上がらないうちに5時になる。私のしめは、いい日旅立ち。これで帰る。
ただ気になる鳰の海の奥さん。妙に色っぽい。じろじろ見ては嫌がられる。
せめての思い。やっぱりマイクを握るゆびが若々しい。すこしまんぼの
足さばき。おぬしただものじゃないな。向こうもちらちら見つめる。
恋の予感。歌ちゃいました。ガマガエルの視線が気になるが、若いほうがいい
ごめん。ついつい新鮮のほうに手が伸びる。たとえデカメロンでも熟れすぎは
すっぱい。あのメロンは若くてまだ硬いかな。狐のような思いの翁。
こんこんと咳すれば、そく出入り禁止の竹取の翁。ちがうって、たぬきだって
だってお腹が大きいぞ。何か月?3か月馬鹿俺は男だ。力にあふれてる。
不自然。男から田を抜いてみろ。可だな。なんとか入店を許される。
おはいり。お・い・り。ママから差し入れ。粟お越し系が大の苦手。
厭な顔された。お雛様のような顔。お世辞もひとつは言わねば。
ぱんぱん菓子は、歯にくっつく。子供のころは大好きだったがあの
音と煙と香り。しかしおいりを食べながら、ビールを飲むな。気持ち悪い
隣の婆に告げる。甘い。これが修行よ。婆の口に歯はなかった。