不調の日は長くて、楽しい日は短い。信号という信号で先頭。こりゃだめだ。
わたしの曲で踊るおばさん。コリャイイ感じと思ったが、尻つぼみ。
帰るときには冷めきっていた。それでも歌う大阪ロマン。ガマガエルが
評価。うれしいことだが、なんせ冷めてる。ママに別れを告げる。
誰も客がいないよりはましだが、涼しい。明日は雪が降る予報。
店も明日は休み。どうして暮らそう。歯医者に行くぐらいしか
思い浮かばない。猫のように寝るしかないか。せいぜい2時間。
爪を噛む翁。長くなってる。切らなくちゃ。冷たい雨を歌う
おっさん。それ私の持ち歌。俺よりうまく歌うな。おっさんは
上手かった。ここは歌手がいっぱいいる。プロ歌手がうめく。
第一ママがプロ。早くヒットするといいな。もう若くないから。
ママにイーされた。何で応援してるのに。ちょこまか忙しいママ。
なんとか色気をつけたい。意外と細身。夕飯はつまみのみかも。
恋せんといかんな。電話番号教えてくれないか。怖くて言えない。
ガマガエルなら教えてくれるかも。まずは外堀を埋める。しかし
どういう?電話番号売ってくれない。ダメだ。メール友達になろう。
駄目だ。店の連絡に。固定電話がある。貴女とつながっていたい。
オタマジャクシじゃないから。あなたは電話を教えない人?
これかな。いろいろ策を考える。迷惑なら消していいから。名刺下さい。
これ私の番号。リクエスト紙片に番号をかく。この曲入れてとガマガエルに
渡す。帰ってきた言葉が、お客さんこの番号はありません。局番を
確かめて、おかけ直し下さい。かくして、翁のたくらみは失敗に終わった。
わたしのならこの番号よ。抱き着きばばが言う。ああその曲なら廃番。
歌えない。カバーする翁。マニアルで着信拒否を調べる竹取の翁であった。