沈まぬ太陽

上川さん主演でドラマ化されるそうなのですが～～。

残念ながら加入してないので観れなさそうです。

上川さんは山崎豊子センセーの作品に多く出演されていて映画版でも出演されていました。

その世界観を理解してらっしゃるのできっと素晴らしいものとなると思うのです。

もちろん蔵之介さんも山崎作品には出演されています。

いつかまた「白い巨塔」のときのように共演があればいいのになあ。

ぼんくら2（最終回）

煙草の香りから過去の事件を洗い直して犯人がわかった弓之助ちゃん、それにはおでこちゃんの記憶力のおかげでもあります。

宮部センセーの犯人というのはえっ？この人出てた？というぐらい意外な人でそこまでのもつれた糸を解きほぐしていくのを読むのが私は楽しみなのでそれはいいかなあと思っています。

鬼を追い払うのだと幻術一座を呼んできたり、お徳さんに炊き出しを頼んだりと大掛かりなことになって最終回らしく盛り上がっていました。

お徳さんのおにぎりが美味しそうで
犯人と対決しているという緊張感をやわらげていました。

私たちのまわりに普通にいる人、でも心の中に鬼がいた。

一歩間違えれば誰でも鬼になるのかもしれません。

鬼にならないようにするには毎日きちんと積み重ねて生きていかねばならないのですね。

ぼんくらシリーズは「おまえさん」が続きであるのですが弓之助ちゃんがまだ幼さが残っているうちに早くドラマ化してほしいです。

ぼんくら２（６）

久兵衛さんから孫八は川崎の湊屋の別邸に居ると言われて川崎まで出かける平四郎サマ。

久兵衛さんをびっくりさせてやろうというのと自分もお相伴にあずかりたいのとでお徳さんに特別に料理をこしらえてもらってきました。

誰が作ったごちそうかと平四郎サマが問えば、久兵衛さんはびっくりするどころかお徳さんがこしらえたとピタリと当ててしまいます。

流石有能な差配人、これだけ鋭かったら葵さん殺しの犯人もわかりそうな感じがするのですが、それはまた別なのかもしれません。

連れてこられた孫八は葵さんにこらしめられた後遺症からの病み上がり（なだぎさんリアル）で芋洗い坂まで行く元気もありませんでした。

平四郎サマに会いたいと湊屋さんの息子の総一郎さんが現れますが、この方が湊屋さんの息子とは思えぬ好青年なのですが、どこか暗い影を落としています。

湊屋さんとお藤さんの仲が良くないのは総一郎さんの出生のせいなので、湊屋さんが一方的に道楽をしているわけではないとわかってもやっぱり根本的な原因を作ったのは湊屋さんですよね～。

それでも葵さんのことだけは真剣だったと思えます。

平四郎サマは総一郎さんの煙草から弓之助ちゃんが疑問に思っていたヒントをもらって帰ってくるのですがそれがどんな関係があるのかはまだわかりません。

最近、現代のドラマで喫煙シーンがない分時代劇は煙管をプカプカさせてるなあと。

やっぱり間を取ったりするのには必要なのでしょうね。

最近の時代劇で煙管でカッコ良かったのが時代劇にひっぱりだこの中村橋之助さん、あさが来たのあさのおじいちゃんの林与一さん、そして雲切仁左衛門を演じた中井貴一さん。

番外編で平尾源内さんを演じた蔵之介さんです。＾＾

ぼんくら２（５）

葵さんの屋敷で湊屋さんと対面した平四郎サマ。

見えないところで弓之助ちゃんとおでこちゃんが記録係。

大店の貫録で３０俵二人扶持の同心を圧倒しようとしますが平四郎サマはのらりくらりとかわします。

奥方にと上等の反物を平四郎サマに差し出しますが、３０俵二人扶持の女房にはもったいないべべ（着物）だとやんわりと返します。

もし、奥方がこれを知ったら「まあ！なぜお受け取りにならなかったのですか？」とおっしゃりそうな気もしますが。

平四郎サマは「うへぇ～～～。」と言いそうですね。

葵さんを殺したのは知り合いだという可能性がやはり強い。

２０年も会わなかった佐吉さんではないだろうと。

そもそも佐吉さんは倒れているのが葵さんだとすぐわかったのだろうかと。

それならばやっぱり一番の容疑者はお藤さんということになるのですが。

湊屋さんから意外な事実を聞かされます。

それも原因は湊屋さんなのですが。

その日の暮らしのため汗水流して働きおまんまを稼いでいる人たちとは違う次元のことで平四郎サマも「金持ちの考えてることはさっぱりわからねえ」と。

毎日を忙しく煮売りやをやってるお徳さんのところを訪れるとホッとするのかもしれません。

観ている私もお徳さんがつくるおにぎりや味がよく染み込んでそうな煮物が食べたくなります。

元差配人の久兵衛さんからの湊屋の家庭の事情を聞くともう一人容疑者が浮かび上がってきます。

やはり湊屋さんの身内なのか？

平四郎サマは川崎へと向かいます。

ぼんくら２（４）

葵さんが殺された事件を捜査するために平四郎サマたちは管轄違いなので筋を通すため担当同心の佐伯サマをお徳さんの料理でもてなしてＯＫをもらいます。

このほとんど表情も変えず淡々として何を考えてるんだかわからない佐伯サマを嶋田久作さんがハマってます。

佐伯サマは接待されたり袖の下をもらうことには良いことだとは思ってらっしゃらないような。

上品な薄味の高級料亭のお料理よりもお徳さんのしっかりと味の付いた料理を気に入ったところからそんな感じがいたしました。

事件の再現をしてみせると葵さんが抵抗した跡がないところから名探偵弓之助ちゃんは葵さんが気を許す顔見知りの犯行ではないかという推理を披露します。

気を許すはずもないストーカー孫八が嫌疑から外れることとなります。

けれど葵さんは世間では亡くなったことになっていて隠れて暮らしている身、顔見知りは限られていて葵さんを殺す動機がない。

では身内の犯行なのか？と本格的なミステリーとなっていきます。

まずは湊屋さんに話を聞かねばと。

湊屋さんが下手人かどうかはまだわかりませんが葵さんが亡くなったのも、お藤さんが葵さんを手にかけたとそのことでずっと苦しんでいるのも湊屋さんに原因があるのですから。

そして芋洗い坂ではまた別の事件が起こります。

今回は弓之助ちゃんホームズ、おでこちゃんワトソンが頑張っておりました。

遊びたい年頃なのに自分のおまんまのことを考えなくちゃいけないお江戸の世界、だからこの子たちに事件に関わらせるのですね。