金魚cafe

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ぼんくら2(3)

2015-11-12 00:07:18 | ドラマ
湊屋さんの尽力?で釈放された佐吉さん。

江戸時代は奉行所で裁かれる手間と対面を気にする大店などは慰謝料を払って示談にするということがありました。

佐吉さんは無実だと証明されたわけではないのです。

佐吉さんの無実を信じる平四郎サマたちは独自に捜査を開始します。

まず芋洗い坂の屋敷で葵さんに仕えていたおろくさんに葵さんの人となりと葵さんを恨んでるような人がいないかと問います。

葵さんの人となりをおろくさんが説明する前におろくさんがここで働くいきさつを聞くことになるのですが。

原作の「日暮し」は長編連作でドラマでは場面がありませんでしたがおでこちゃんメインの話とこのおろくさんの話があります。

子供の時から苦労して愛する夫と娘2人に恵まれやっと幸せになったとおもったおろくさん。

夫が急に亡くなってしまいます。

それでも毎日くるくると働いて貧しいけれど子供を生きがいに暮らしていました。

そんなおろくさんに再婚話が持ち上がります。

おろくさんと夫婦になりたいと夫の同業者の孫八(なだぎさん)という男です。

再婚するつもりもないので断ってもしつこい孫八、いまでいうストーカーですね。

おろくさんの仕事場まで現れておろくさんの仕事を奪い娘たちを人質に取りどうしようもない男です。

なだぎさん上手すぎてちょっと引き気味に観てました。

孫八から逃れて行きついたのが葵さんのところでした。

ここで生前の葵さんが登場するのですが、聡明で思いやりがあり度胸もある、湊屋さんが大事にするのはわかる気がいたします。

でもそんな人がどうして佐吉さんを捨てたのかなあと。

死んだことになってる自分と隠れて暮らすよりも湊屋さんに面倒をみてもらったほうが幸せなのだと身を引いたのだろうかと。

葵さん殺したいと思っている人はいても下手人ではないだろうと、それなら誰が下手人なのか?

分厚い原作本のまだ8分の1ぐらいでしょうか。

これから平四郎サマ弓之助ちゃんたちの捜査開始です。

ぼんくら2(2)

2015-11-10 00:07:02 | ドラマ
亡くなっていたはずの葵さんが殺されてそばに息子の佐吉さんがいた。

第一容疑者になってしまった佐吉さん。

そもそもなんでそこに居合わせたのか?

葵さんが生きているのを知っているのは湊屋さんはもちろんのことですが平四郎サマと政五郎親分、そして弓之助ちゃんしか知らないはずなのに。

急いで六本木の芋洗坂に向かった平四郎サマと弓之助ちゃん。

江戸時代の六本木ってのんびりしたところだったのですね~~。

葵さんがお藤さんに見つからないように姿を隠すにはもってこいの場所だったのです。

地元の岡っ引きの八兵衛親分に番屋にしょっぴかれた佐吉さん、何も語らずで親分もどうしてよいかわからない状態。

いくら平四郎サマが同心で立場が上でも佐吉さんの取り調べは筋違いでできません。

そして例の鉄瓶長屋の差配人久兵衛さんが現れて湊屋さんはまた何か策を弄するなにか嫌~な感じで。

何でもお金で解決するつもりのようです。

母の葵さんが死んだところに居合わせて犯人と疑われて何を信じて良いのかわからない頑なになった佐吉さんの心を解きほぐすような平四郎サマの言葉が佐吉さんには何よりもうれしかったはず。

あの鉄瓶長屋での出来事で強い絆が結ばれていたのですね。

そしてライバルの惣菜やが夜逃げした後女の子たちの面倒をみることになったお徳さんの奮闘にちょっと癒されてといろいろな伏線を張ったぼんくら2面白くなってきます。


あさが来た 三人の父

2015-11-03 23:25:50 | ドラマ
炭鉱を買うことを考えながらパチパチさんを弾いていると今井のお父様忠興さんが突然の訪問。

今や政府の御用商人となり押しも押されぬ立場になったにもかかわらずお供も連れずとはプライベートな用事ですね。

今や加野屋の若奥様となったあさちゃんも忠興さんの前ではおいど(お尻)ペンペンされるあの頃のままなのですね。

新次郎さんの、両替商の妻としては行き届かずでとわびる忠興さんにお舅さんの正吉さんはあさちゃんの何でも「びっくりポン」と受け入れる柔軟さを非常に買っておられて加野屋の嫁に来てもらって良かったと思ってるとほめられちょっと安心したようです。

そしてはつさんに会いに行くのですこちらのお舅さんの栄達さんは山王寺屋という縛りが取れて活き活きとしています。

惣兵衛さんはまだ行方不明ですがそれでも跡取りができたという希望と育てる責任というものができたからではないでしょうか。

丁稚からのたたき上げで店の主までなった人なので本来は「おとうちゃん」と呼ばれる気楽な方がいいのかも。

遠くからはつさんを見つめる忠興さんに気づいたのは栄達さんだけそして互いに深々と頭をさげる二人の父。

こころの中で「はつのことをよろしゅうお願いたします。」「わかりました。」言葉はなくてもそれが伝わりました。

朝ドラの「おとうちゃん」というのは「まれ」の洋ちゃんが演じた徹さんのようにいつまでも夢見る少年か「カーネーション」の小林薫さんの働かないたよりな~い「おとうちゃん」でその分生活は母親が頑張る。

そんなパターンが多いのですが今回は三人の父親がとてもいい感じです。

嫁の商才を見抜き育てようとする義父、きつい姑さんなのでさりげなくフォローする優しい義父、厳しいけれどどこにいても娘たちを思っている実父。

今日は三人の父を観てジ~~ンときた回でした。




ぼんくら2

2015-10-28 22:05:54 | ドラマ
原作は「日暮し」という長編連作になっております。

鉄瓶長屋騒動のその後、一件落着の件もありますが、どうも宙ぶらりんでどうなったのかというその後が描かれています。

最初は弓之助ちゃんの相棒となるおでこちゃんこと三太郎ちゃんの悩み葛藤から始まるのですがドラマではそこはカットされていました。

「日暮し」の後の「おまえさん」と続くのでなるべく早くドラマにしちゃった方が良いのではないかと思っていたのです。

主人公は平四郎サマですが、謎を解くのは弓之助ちゃんなので子役さんの一年というのはあっという間に成長していて「まあずいぶんと背が伸びて大人になっちゃって~。」となると続けるのが難しくなります。

声変わりなんかしちゃったら弓之助ちゃんと呼べなくて弓之助さんとなっちゃいますので。^^

鉄瓶長屋で差配人だった佐吉さんと母親の葵さんとのその後なのですが、葵さんが佐藤江梨子さんから小西真奈美さんに変わっておりました。

葵さんがらみで話は進んでいくのですが、それと同時に煮売りやのおとくさんの周りにも商売敵ができたりと宮部センセーお得意のもつれた糸を解きほぐすようなハズルを組み立てていくようなその過程を楽しみながら観るドラマです。


松本清張時代劇ミステリー最終回「町の島帰り」

2015-10-24 23:50:53 | ドラマ
やっと観れました~~。

途中まで観てちょっと嫌~~~な話だったので観る気になれなくて。

今は恩赦というのはあるのでしょうか?

無いと思うのですが。

江戸時代将軍家の即位や退位のときに罪を免じる大赦というのがありました。

遠島のご沙汰が下った博奕打ちの千助も大赦によって江戸に帰ってこられました。

恋人のお時さんも喜び勇んで迎えに来ています。

このお時さんに横恋慕した悪い目明し仁助のたくらみで千助は無実の罪で遠島となっていたのです。

それを訴えても千助は無宿人のため聞き入れてもらえず泣き寝入りです。

人別帳(今でいう戸籍)がないとどれだけ不自由なのかそれは今と変わらないですね。

よほどしっかりした保証人でも立てない限り仕事もなかなか見つからない。

せっかく見つけた仕事も仁助親分が足を引っ張る。

やけを起こしてまた博奕打ちに逆戻りで仁助親分の思うつぼ。

「左の腕」でツダカンさんが演じた悪い目明し麻吉親分など仁助親分に比べれば可愛いものです。

千助さんが真っ当に暮らせるならとお時さんは仁助親分の言うことをきく覚悟をしたところに再び罪を犯した千助さん。

そこでもうダメだと思ったお時さんの取った行動と、誰にも邪魔されずお時さんとずっと一緒にいる道を選んだ千助さん。

悲しすぎます。

救いは仁助親分が当然の報いがあったということで。

このシリーズ全体牢獄とか遠島がテーマのものが多かったですね。

原作が「無宿人人別帳」というものですからそうなるのかもしれません。

「左の腕」の娘を守ると決めた卯助さん、「逃亡」の仲間の遺髪を故郷に連れて帰ると決めた吉助さん。

強い意志があった人は前へと前進できました。

お金、女と誘惑に負けた彼らはお縄になるか一生逃げ回る人生どちらも落ちて行くだけ。


エンディングのスターダストレビューの「おぼろづき」で「恋と呼べるほどの無邪気さがあるなら愛と呼ぶほどの強さがあれば」という歌詞があります。

この歌詞のとおりのドラマであったなあと。

水先案内人さん最後チラッとでもドラマ出てないかしらとひそかな希望を持っておりましたが安定のナレーションだけ。(*_*)

今度は案内する側じゃなくて案内される側でご出演していただけたらなあ。

博奕打ちの千助さんを演じるユキリョウイチさん、猫侍で同心役で出演されてました。