兵庫県立芸術文化センターへ二兎社さんの「ザ・空気」を観てきました。
観終ってから何日も経ってるのですが、観た衝撃は薄れません。
蔵之介さんの舞台は別として~~一番の衝撃を受けたものでした。
前から永井愛さんの書かれる舞台はそういう雰囲気が感じられました。
「こんばんは父さん」は昭和の景気の良い時が忘れられず平成の時代になってもまだ山っ気持っている父、「兄帰る」では正しいはずなのに孤立していく女性。
そして「鷗外の怪談」では鷗外さんの書かれるものに圧力がかかったりしてと嫌~~な方へ進んでいくことを予知しているような。
今回はドンぴしゃりで今巷でざわざわしていることの裏側を見せられているような。
出演されている田中哲司さん、若村麻由美さん、木場勝巳さん、江口のりこさん、大窪人衛さんたちが上手すぎてもうドキュメントにしか見えなかったです。
とある放送局の報道番組「ニュース・ライブ」の番組が始まる前の出来事です。
この番組のアンカー(解説者)であったサクラギが自ら自分の命を絶ってしまった会議室。
そこで今夜のニュースの打ち合わせが行われるのですが、新任のアンカー大雲から横やりが入ってしまいます。
編集長の今森とキャスターの来宮はこの大雲と意見が合わずいつも衝突しています。
今回はいつもと違い大雲さんはかなりしつこくカットしろと要求してきます。
真実を明らかにするのが仕事のジャーナリストが真実を報道しないというのは何のため?
なぜダメなのか?誰もちゃんと説明できないし、誰のために報道しないのか?
誰が指示したというわけではないのです。
皆目に見えないものを恐れています。
それがこの題名なんでしょうね~~。
80分と短い時間でしたが80分で良かったと思いました。
この緊張感が2時間とかならもう観た後ぐったりとしたかもしれません。
それだけ客席もピーンと張りつめた雰囲気でした。
アンカー大雲役の木場勝巳さん、「あの大鴉さえも」を舞台でされたそうです。
大雲は非常に知的で声を荒げることもなく穏やかな紳士タイプですが体制の寄りかかっていて、真実を追求するタイプの編集長今森、キャスターの来宮がヒートアップしても穏やか~にのらりくらりとかわすのが曲者だなあと。
今までの二兎社の公演はTVで放送がされていましたが、これは放送されるだろうか?
する放送局があるだろうか?
という考えさせられる舞台でした。
観終ってから何日も経ってるのですが、観た衝撃は薄れません。
蔵之介さんの舞台は別として~~一番の衝撃を受けたものでした。
前から永井愛さんの書かれる舞台はそういう雰囲気が感じられました。
「こんばんは父さん」は昭和の景気の良い時が忘れられず平成の時代になってもまだ山っ気持っている父、「兄帰る」では正しいはずなのに孤立していく女性。
そして「鷗外の怪談」では鷗外さんの書かれるものに圧力がかかったりしてと嫌~~な方へ進んでいくことを予知しているような。
今回はドンぴしゃりで今巷でざわざわしていることの裏側を見せられているような。
出演されている田中哲司さん、若村麻由美さん、木場勝巳さん、江口のりこさん、大窪人衛さんたちが上手すぎてもうドキュメントにしか見えなかったです。
とある放送局の報道番組「ニュース・ライブ」の番組が始まる前の出来事です。
この番組のアンカー(解説者)であったサクラギが自ら自分の命を絶ってしまった会議室。
そこで今夜のニュースの打ち合わせが行われるのですが、新任のアンカー大雲から横やりが入ってしまいます。
編集長の今森とキャスターの来宮はこの大雲と意見が合わずいつも衝突しています。
今回はいつもと違い大雲さんはかなりしつこくカットしろと要求してきます。
真実を明らかにするのが仕事のジャーナリストが真実を報道しないというのは何のため?
なぜダメなのか?誰もちゃんと説明できないし、誰のために報道しないのか?
誰が指示したというわけではないのです。
皆目に見えないものを恐れています。
それがこの題名なんでしょうね~~。
80分と短い時間でしたが80分で良かったと思いました。
この緊張感が2時間とかならもう観た後ぐったりとしたかもしれません。
それだけ客席もピーンと張りつめた雰囲気でした。
アンカー大雲役の木場勝巳さん、「あの大鴉さえも」を舞台でされたそうです。
大雲は非常に知的で声を荒げることもなく穏やかな紳士タイプですが体制の寄りかかっていて、真実を追求するタイプの編集長今森、キャスターの来宮がヒートアップしても穏やか~にのらりくらりとかわすのが曲者だなあと。
今までの二兎社の公演はTVで放送がされていましたが、これは放送されるだろうか?
する放送局があるだろうか?
という考えさせられる舞台でした。