金魚cafe

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はちの巣座公演vol.153 キャベツの類

2016-04-24 17:26:55 | 芝居



はちの巣座さんの新入生歓迎公演を観に行ってきました。

フライヤーには記憶を捨てた男の話と書いてあっていきなり激しいアクションシーンからのスタート。
私はストーリーを知らなかったのでシュワちゃんの映画のように記憶をなくした男をめぐっての人類がひっくり返るようなものなのかと思っていましたがどうやら違ったようです。

槍を使ったアクションカッコ良かったです。

つかみはOKですっと話に入っていきます。

記憶をなくした男、自分の記憶は取り出して持っているキャベツの中。
なぜキャベツなんかにと思うのですが後でキャベツでないとダメなんだというのがなんとな~く感じられる気がしました。

登場人物たちは唐突に彼の前に現れるんですが、自分の記憶を青虫に食べらられて記憶がまだらになっている彼の妻だという女性、いきなり産まれてくる彼の子供たち。

彼には記憶がないのでそれが本当かもわからず彼らの言うままに。

一番理由を知ってそうなセンセーと呼ばれる人もいるけれどなぜ彼は記憶を捨てたのか?
なぜ彼の自称妻の頭の中に記憶を食べてしまう青虫が入ってしまったのか?

近未来のSFなのかぐるぐると噛み合わない会話が続きます。

最初に愛はなかったけれどお互いに深く愛するようになる二人、それに気づいたときには。

人の記憶ってキャベツの葉っぱのように何層も重なっていてどれか一枚剥がれても生きては行けそうだけれど悲しいことになりそうなそんな風に思いました。

プロでも一つの公演をやるのは大変なこと、それを学生さんたちで行うのですから好きでなくてはできないことです。

終了後の元気いっぱいの皆様を見て私も元気いただきました。

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