金魚cafe

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空飛ぶタイヤ

2018-06-20 23:17:39 | 佐々木蔵之介さん
原作は長編でこれを映画化するの大変と思っていました。

これは実際にタイヤが脱輪して事故が起こりそれをもとに小説が出たのですからどこのかと知ってる人は知ってる会社なのです。



監督は「超高速参勤交代」、「超高速参勤交代リターンズ」の木本克英監督。

出演者が湯長谷藩だ~~とおなじみの方ばかり。

池井戸センセーの作品は無理難題の後のスカッとした感じが時代劇っぽいところがあり、これは面白いかもと。

120分の時間で原作通りは難しい。

ここが大事、なところをテンポよく上手くまとめていました。

社員ば総勢80人の赤松運送。

資金繰りは厳しいながらも堅実な仕事と社員は家族という社風でなんとかやっておりました。

ある晴れた日に赤松運送のトラックがなんでもない道でタイヤが脱輪し、そのタイヤが飛んで行き母と小さい子供の親子連れに直撃、母親は即死します。

赤松運送の整備ミスだと決めつけられ刑事事件となり警察が立ち入り捜査されることに。

しかし、トラックの整備はきちんとされており、なにが原因だったのか?

購入したホープ自動車に故障した車を返却してほしいと打診してもスルーされて巨額な口止め料とも言うべきお金を提示される始末。


赤松運送の社長役の長瀬さんがたたき上げの骨太の人格でピッタリの役でした。

対するホープ自動車の販売麩沢田役のディーンフジオカさんのエリート社員っぷりもハマっていて原作では二人はそんなに対面シーンはないのですが、この対比が見ごたえあります。

とくに顔の表情より背中で感情を表すところが良いですね。^^

どちらで働きたいかといえば上に上がっていくというならホープ自動車で粛々と仕事をすればそれなりの地位は得られると思います。

でも自分の部下の名前も覚えない使い捨てする上司の下では働きたくないかな~~と。

なぜ赤松運送がホープ自動車にケンカを売ったかというと自分たちの仕事に自信と誇りを持っていたからだと思います。

事実赤松運送はきちんと仕事をしてい証拠があり警察もこのことに疑問をもって再捜査することになったのですから。

それでも各方面からの圧力がかかったり、銀行からの資金が止まったりとピンチピンチの連続。

そんなときに登場するのが富山ロジスティックスの元整備課長やくの相沢役の蔵之介さん、ここでホープ自動車のトラックに関する重要な出来事を知ります。


出番は少なかったけれど話が大きく動いたのでキーマンになったと思います。

富山弁って優しい感じなのですね。

いろんなところから評判が良くてなんだかうれしいです。

LIFE~夢のカタチ~でクラタペッパーを紹介されましたが、蔵之介さん自身がこの映画でピリッとしたスパイスだったような。

あとからくる爽やかな辛み。

これは現代版の「超高速参勤交代」だなと思いました。

エンディングのサザンの歌もこの骨太の作品にピッタリです。







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