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黒井戸殺し

2018-04-15 23:40:58 | 大泉洋さん
14日に放送された三谷幸喜さん脚本のドラマ「黒井戸殺し」。

「オリエント急行殺人事件」も舞台が日本なのに原作と変わらず再現されていたので今回もと楽しみにしていました。

大泉洋さんが出演されるというのがまた嬉しく、萬斎さんと共演されたことあるのかしら?

大泉洋さん私は洋ちゃんと呼ばせていただいておりますが、共演者が無茶ぶりなほうが洋ちゃんの良さが出るのでこの風変わりな勝呂と絡んで振りまわされてきっと面白いだろうと。

ストーリーは舞台をイギリスの片田舎から日本の片田舎に移しておりますが、ほぼ原作通りに進んでいるなあと。

私は原作読んでおりましてアガサ・クリスティの「オリエント急行殺人事件」と「アクロイド殺し」と他にも「そして誰もいなくなった」はすごく驚きを感じてしまい、その時はまだ学生だったので推理小説ってこうことがOKなのと悩みました。

もう一度注意深く読み直してみたらちゃんとヒントらしきものがあったのかな?だからこれは推理小説なのだろうなと思いました。

原作が「アクロイド」という資産家で地元の名士を「黒井戸」として登場させていて他の登場人物たちも原作の名前からちゃんとつけられているなあと。

とある日本の片田舎がすんなりクリスティの世界になったのは三谷さんなのか監督の方なのかその世界を再現させていたからだろうと思いました。

時代を終戦直後にしたのも良かったと思います。

萬斎さんが勝呂をポワロに近づけているのが良かったです。

ポワロのかぼちゃ栽培が有名なのになかなか映像では再現されてなかったのをポワロが正方形を好むというところまでちゃんと正方形のかぼちゃを栽培するところを見せてくれたのが三谷さん本当にクリスティ読んでおられるのだなあと。

日本なのにちゃんとティータイムのシーンもあって紅茶と共にここでも正方形の好きな勝呂のために正方形のクッキーをそえてあったりと。

クリスティ好きな人にはたまらないと思います。

3時間は長いかなあと思いましたがクリスティの世界を再現するにはやっぱりこれぐらいの時間は必要かと思います。

そういえばBSでのポワロも短編集のなかからドラマ化したので90分でまとめられますが、「そして誰もいなくなった」は3回になっていました。

「オリエント急行殺人事件」では主役は探偵勝呂ですが、この「黒井戸殺し」は萬斎さんが主役であるのでしょうが私は主役は洋ちゃんのように観ていました。

いつもの相手役に振りまわされながらも相手のどこに飛んで行くかもわからないボールを確実に受け止めるような演技、そして別の表情を見せる洋ちゃん。

三谷さん洋ちゃんのために書いたのかなあと思わせます。

本格ミステリーですので原作の方もぜひオススメいたします。






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