ブリヂストンA工場で働いて、私が見たもの、私がしたこと、私に起きたことを発信します。

インディアンの悲しい歴史

2020-01-04 | 社会・政治のこと

インターナショナリズム:ネイション間の障壁を超えて結びつこうという、あるいはそれに重きをおく考え方

このスタンスが、相手のネイション意識によって裏切られる事例。   混同しない分別


日本人労働者が移民(外国人労働者)を親切に迎え入れ、同じ底辺層・弱者に位置する労働者であり、仲間として接した時に

それに対して結局返ってきたものは、移民がグルになってその人の誠実さ、やさしさにつけ込んでいやなことを押しつけて、

軽侮した扱いをするというものであった。結局その日本人労働者が辞めることになりその人は精神を病んで人間不信になった

という事例がある。国籍を超えた、同じ労働者としての連帯:インターナショナリズムが、ネイション(あるいはネイションの

違う移民たちの結託)によって裏切られるというものであり、この類の出来事は少なからず起きていることである。

 

排外主義にNo!という号令を高らかにスピークしている人達は、こういった現実を知っているのだろうかと思ったりします。

知らないで言っているように見えるんです。入って来た人を親切に受け入れてお世話をして色々なことを教えてあげて、

もてなした結果、惨たらしい略奪と虐殺で返ってたというのは、アメリカ大陸で起こった悲しい歴史的事実です。

私はこの歴史に触れるたびに、胸が締めつけられる思いです。人を信じて、よくしてあげたら、その善意がずたずたに

蹂躙される形で返ってきた…  純粋な気持ちを持っていたアメリカ・インディアンに深いシンパシーを感じます。

”return evil for good”  ”庇を借りて母屋を乗っ取る”  だから哀しいことですが、現実を汲みとらない上滑りの

綺麗事も程ほどにするべきだと考えています。深く傷ついた人を知っています。一番差別から遠く、差別していなかった人が

「外国人労働者は出て行って欲しい」と言うに至っています。 どんな意見も議論に乗せる   

 

私はインターナショナリズムを否定してはおらず、その有効性と素晴らしさは知っていますが、

帰属意識が人を結託させ動かし、それを超えて手を繋ごうとして差し伸べた人の手に噛みついて

大怪我をさせるということも、知っています。  

 

 

私も元々仲間意識で接する人間なので、身近な大人達から、「外国人とあなたは違うのだから、あまり無防備に信じてはだめよ」

「あなたの2枚も3枚もしたたかさは上手なのよ 気をつけなさい」とよく言われていて、差別的だと感じていたんです。

でも、私を思って釘を挿していたそれらの忠告は、見当違いではなく、深く傷つくことから守る親心(よその大人達でした)

だったことを今では理解しています。    関連:底上げするに底を広げるべからず

 


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