ブリヂストンA工場で働いて、私が見たもの、私がしたこと、私に起きたことを発信します。

自己欺瞞はゴールポストをずらし続ける

2021-07-06 | 口だけの知性・欺瞞

いいものはこういうものだ、いいものを作ろうとする態度とはこういう風だ、

良い関係性、誠実な態度とはどういうものか、という指標があるから、それに

明らかに反するものを見て、劣ったものだとか質が悪いとかおかしいとか判断できる。


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自分の感覚に、嘘はつかない。指標があるから。 


(関連記事:知っている人は騙せない   知っている人は騙せない②   互いの能力を共有する



でも自己欺瞞状態では、それがいいものだ、正しいものだという予め決まっている

結論(自分の都合による願望)に自動的に向かっているだけだから、どれだけ

その逆である事実を教示することが目の前で起きても、都度、それを正当化する

詭弁を頑張ってこね回し、ゴールポスト(指標)を絶えず恣意的にずらし続ける。

結論はありきで固定だけど、指標はいかようにもくねくね動く。


Your Brain on Autopilot: What is it, When is it Good and When is it Bad? |  by Bob Choat | Medium        以降 圧縮 ささやき パン生地 こねる - party-stany.net

conclusion already made

destination set in advance


                



その行き着く先は、完全に「頭おかしい」「とち狂った」状態。誰から見ても

それは美しくないし 良くないし、誠実じゃないし、ちゃんとしてないし、

すべて逆なのに、本人はそう言い張る。天地がひっくり返った状態。

ゴールポスト(指標)をずらしてずらして正当化の詭弁をこね回してきた結果。

 

ありのままの認知を自己欺瞞で絶えず歪めてきた結果、驚くべき壮大な

認知の歪み(というか、認知の逆転、反転、ひっくり返り、倒錯…)に

平然と行き着いて、露わにしてしまう。高学歴で頭脳明晰な筈のその人が

他人から「認知症ではないか」と言われる事態に行き着く。

普通の目には明らかなことを否定し、実態と真逆のことを言う。

 

指標はとても大切だと思う。

これをもっていれば、感じたことを歪めることなく、おかしいことはおかしいと

言えるから。それを恣意的に自分の都合でずらしてはいけない。

 

         



大学教授などにもこの手のとち狂ってる人がいる。自己欺瞞の思考をこね回し過ぎた

結果、水が上から下に流れることも、りんごは空にではなく地面に落ちることも、

1+2=3なことも、太陽は東から上って西に沈むことも、素で否定する。


私はそういう「教養人」を見た時に、学ぶとはなんだろうと、ぽかんと思う。

当たり前のことが見えなくなることが、学ぶことなんだろうか。

当たり前のことを言うと、「お前は何もわかっていない無教養な凡人だ」と

勿体ぶって高尚ぶるスノッブ。学ぶほどに見えなくなるって、なんだろう…

レモンは酸っぱいことを否定して甘いと強弁する。

モモは甘いことを否定して、辛いと言う。

誰にもわかっていることの逆張りするのが、知性なのだろうか。

こういう人って「芸術家」「アーティスト」「クイア」界隈にもよくいる。

逆張りアート程、薄っぺらくて寒いものはないのに… 

歴史と共に洗練されてきた叡智、先人の血と涙の犠牲の上で獲得してきて私達が

享受している恩恵…を粗末に扱い、ちゃぶ台返しして上から目線の「教養人」は

「僕ってすごいだろう」「お前ら凡人とは違うのさ」と言いたいだけの中二病

にしか見えないのだけど…。

 

自分に植え付けられた偏見、搾取者の利益にしかならない価値観や

有害なルールの内面化に気づき脱構築しようとすることは賛成。

けれどそれがおかしな方向に行くと、ただのバカになってしまう。

脱構築してはいけない、人間が備えておくべき構築物って、あるよね…

 

 

 

 



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