音楽ルームですが、素人判断でやったことが結果的に正解だったことを
知りました。グランドピアノを置くスペースの至近距離は、ガンガンそば鳴りして
疲れないように少しでも吸音が期待される凹凸の激しい白いクロス貼りにして、
少し離れた向こう側は白い漆喰とタイル貼りにしました。天井は、2階に対する防音を
期待して板の下に遮音シートを張り(音は基本的に上から下に落ちるのだけど)、その下に
石膏ボード、その下に凹凸の激しいクロスを貼りました。窓ガラスは、昔の家だから大きくて
その部屋にはたくさんあります。この、吸音と饗音を混在させた部屋は、結果的に正解でした。
吸音するものと、音を響かせるものを互い違いに施すことで、音がいい具合に鳴ると、
プロの人が言ってました。
この部屋にコンポを置いて音楽を流すと、とてもよく響き、部屋自体がスピーカー箱になって
他の部屋に聴こえます。コンポを置く高さでも、響き方が違います。音量は爆音にしているかと
言うと全然で、ダイヤルをそんなに回していないのに、とても響きます。
2000年代製の音がすごくいいコンポで流すよりも、1980年代製の音はあまりよくない古いコンポ
の方が、この部屋経由では響きがなんとも好きです。前者の方はなめらかでお利口さんな音がして
後者の方は、トンネルの中で雨水が落ちているような、生しい響きがします。
だから、こちらを重宝しています。DebussyとかMozartのピアノ協奏曲とかを聴くのが
お気に入りです。でもこれは昔のコンポだから、焼いたCDを読み取るのが困難です。
新しいのは焼いたCDを容易く読み取るのですが。
部屋自体をスピーカーにして、他の部屋中に流すと、とてもいい感じです。
洗面所でも、お風呂でも、台所でも、食堂でも、その巨大なスピーカーから音楽が聴けます。
MozartのPiano Concerto No.20は特にこの季節のお気に入りで、毎朝聴いています。
Mozartの短調のピアノ協奏曲はうつ病と相性がいいと思います。毛並みに沿って撫でてくれる音楽です。
モーツァルト ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466 / ブッフビンダー サヴァリッシュ ウィーン交響楽団 (1991) 背景画がこの曲のイメージとぴったりです。気持ちよかろうねー…
Mitsuko Uchida plays Mozart Piano Concerto in D minor, K 466 内田光子さんの弾き振り。
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