ブリヂストンA工場で働いて、私が見たもの、私がしたこと、私に起きたことを発信します。

業者の姿勢の違い

2020-03-27 | 建築・インテリア

今改築している私の家には、たくさんの業者さん方が出入りしています。

建築家のおじちゃん、大工さん、左官さん、電気工事屋さん、水道屋さん、プロパンガス屋さん、

畳屋さん、建具屋さん、防水工事屋さん、太陽光熱屋さん、クロス屋さん…etc

 

業者によって、関わる態度が全然違います。

例えば左官さんなどは、とても丁寧に物作りに向き合って、一緒に良い家を作る気でいて

くださっています。一部使用する壁クロスや、照明に関しても感想を言われます。

「えらいよかじゃんの」「元から家にあったとね?」とか。「だ、あんたもしてみんね」と言って

施主の私達に塗り工程をやらせてみようとしたり。そしてお茶休憩の時には色んな話を親しげにします。

私達家族は、そんな左官のおじちゃんのことが大好きです。

 

建具屋さんはこれとは対照的に、せわしなくやってきて、いかにもせわしなく肩で風切って作業をして

さっさと帰られます。最初からこうしてと言っている内容についても「せからしかったい」と

言わんばかりに億劫がって、「これでいいやろ?」「それが楽やけん」とぱっぱらぱーな手抜き

への同意を迫ってくることが再三あります。でも私達は、粗末なやっつけ仕事を

毎日見ながら暮らすのがいやなので、同調圧力に困りながらも、うんとは言いません。

 

その建具屋さんの造るものも大変雑で、とても悪いと家族と嘆いています。また、

左官さんが一生懸命塗った真っ白の漆喰壁を毎回えぐられ汚されてとても哀しくなりました。

私は漆喰壁をとても大切にしていて、家具を置く時とかも引っ掻かないように注意してます。

漆喰は呼吸をして生きている自然建材です。左官さんが精魂込めて塗られました。

いい匂いでひんやりして気持ちいいから、体をぴたっと当てて愛でています。

私達はその建具屋には二度と頼みたくなくて、途中だけど他の人に替えます。

 

色んな案件をかけもちしてスケジュールを渡り歩いているのはどの業者も同じですがこんなにも

仕事への姿勢が違うことを思いました。これは、新築で家を建てた某おじちゃんも言っていました。

左官さんなどは、仕事を愛情をもって真摯にやるし、そこで暮らす施主の生活をいつも思ってくださいます。

だから壁以外のことにも色々興味を持って感想を言ったり助言したりしてくれます。

 

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