中曽根康弘が今日101歳で死去した。私はこの人が嫌いです。
歴史をみても、悪人は長生きするものですね。(参照:自分は天寿を全うした指揮官たち)
NHK/news/東大 御厨名誉教授「労組を潰し国鉄解体しJR作ったことが功績」 ←功績?
私は元「こくろうさん」のおじちゃんを知っています。関西に住んでいた時、今から13年程前に出会いました。
「こくろうさんで ご苦労さん」と歌のように言って聴かせてくれました。
彼は、元国鉄の労組員で、有名な労組潰しに遭って、1日中屋外での単純作業(草むしりだったと思います)だけを
させられるという虐めに耐え抜いた人でした。屋外作業を1日中させられ続けた彼の顔や腕は茶色でした。
2006年当時も彼はリアルタイムで闘い続けていました。
とてもやさしいおじちゃんで、大好きでした。地味な服装で、とても読書家で、教養の深い方でした。
ああいうおじちゃんって、だいたいあんなです。
私が子どもの頃、カレーだったか、食べ物などを親が時々買って来て、「こくろう」「物販」と言っていた
記憶があります。あれが国鉄労組支援の物販だった、そしてこの茶色く焼けた皮膚のおじちゃんと繋がりました。
中曽根が主導して潰した国労さんです。
(以下、中曽根の「国労つぶし」発言を政府に問うより)
1987年4月、国鉄を分割民営化した当時の首相中曽根康弘氏は、2005年11月20日、NHK日曜討論で「国鉄労働組合っていうのは総評の中心だから、いずれこれを崩壊させなきゃいかんと。それを総理大臣になった時に、今度は国鉄の民営化ということを真剣にやった。皆さんのおかげでこれができた。で、国鉄の民営化ができたら、一番反対していた国鉄労働組合は崩壊したんですよ。」云々と語っている。
私はJRをいい企業だと思ったことはありません。
You are liar.
マーガレット・サッチャーも大嫌いです。徹底的に労組潰しをした女です。
「鉄の女」と呼ばれた彼女をとても素晴らしい政治家であるかのように放送するTV番組などありましたが。
(以下、https://beneverba.exblog.jp/20188492/より)
サッチャー死去時のケン・ローチの言葉。>私たちは、どのように彼女を弔うべきなのでしょうか?彼女の葬儀を民営化しましょう。競争入札にかけて、最安値を提示した業者に落札させるのです。きっと彼女も、それを望んでいたことでしょう。
レーガン・中曽根・サッチャー
あの国労さんのおじちゃんは、中曽根の101歳での大往生に、なにを思っているのでしょうか。
ちゃんと生きてるのかな… 今でも闘ってるのかもしれない。
「こくろうさんで ご苦労さん」と穏やかに歌って聴かせてくれたのを、ずっと忘れません。