ブリヂストンA工場で働いて、私が見たもの、私がしたこと、私に起きたことを発信します。

生活者の業

2020-07-04 | 口だけの知性・欺瞞

社会を今よりもよい方に、変えようとするには、今の状況に片足突っ込んだまま

変えていく。突っ込みもせずに、「理想に少しもぶれずに、どこから見ても清らかで澄み切った

純度100%の状態で忠実に進めようとすれば、何百年かかるかわからない。」と書いたが、

教養人と大衆の壁) そんな日は永遠に訪れないだろう。 この哀しい社会の中で   

 

私達は、この社会に既に片足いや両足突っ込んで生活している。

そうでなければ、生きていけない。

 

もし、業に加担したくなければ、完全な自給自足生活となるだろう。

狩猟をし、魚を捕まえ、田畑を耕し米や野菜を作り、糸を縒り、服を編み、のりを米から作り、

木を山から切ってきて、家を作り、薪を集めて火を起こして、井戸を掘り…

 

私達は、この社会の中で業に加担しながら生きている。

特に、貧しい人は選択の余地なく加担を余儀なくされる。  伝統の破壊は貧者が担う

 

だから、安心安全の無菌状態での仲間内での議論(議論とはいわない)で純粋培養され

精鋭化した思考をもつ人達がいくら社会を変えようとしても、オルグすらできないし、

社会を変えることから一番遠い所にいる。既に片足両足突っ込んで自分も生きていることに触れないで

首から上と下が分離したまま、なにか偉そうに雄弁に話しても、むなしい。

劣等感を擬装し自分の状態を粉飾決算してこじらせた結果、抱いている特権意識はとても醜く

そんな症状を呈した者が「社会を変えよう」と街行く民衆に上から目線でLOUDLYにSPEAKしても、滑稽である。

オルグとは、人々を見下しながらするものではなく、仲間として手を繋ぎ力を合せようというもの

であるのに、特権意識(劣等感が変形した腐敗物)をもっていながら自己矛盾した姿勢で

「オルグ」しようとしても、生活者たちは相手になどしない。

 

誰かの自己愛を源とする自慰的行為につきあっている暇は、生活者にはありはしない。

 

私達は、業にどっぷり浸かりながら生活している。

そんな中で、生活者であることを棚上げしないで、仲間として団結し闘って、

社会をよい方向に変えていく。そういう姿勢であれば、運動のうねりは広がる。

 

知性と中身の分裂       劣等感の擬装   


「1人を囲む イラスト」の画像検索結果  

 

             

               

            

 

持続可能な運動は魂の安売りではない   正気を失わない生活者の底力   当事者こそが専門家②   暴走の振り子運動   権威のパラドックス    題目化すると思考が凝り固まる    リスペクトの強要    偽物が正体を見破られたら    傲慢さは脆い   口だけの知性    知っている人は騙せない

 

 


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