心理操作や洗脳についての記事を読んでいると、「知ってる人は騙せない」と書いてありました。
誘導、扇動、洗脳、思考のインプラント… 様々な形での心理操作が社会の中でなされていますが、
正しい情報、本当のこと、然るべきあり方、まともな手順、正当な進め方…そして心理操作の手口を、
知っている人には効果がないと。当たり前のことですが。
人や物事を自分の都合のいいように動かそうとする人は、相手が「知っている」ことを嫌がります。
「知らない」人達を狭い世界に囲い込んで信者にして、そこで君臨して権力を楽しんでいる人は、そこに
「知っている」人が入ってくることを喜ばず、焦りをみせます。そのお城が砂でできていることがばれるからです。
本来「知っている」人を歓迎し、それをシェアし、よりよくしていくというのが正常な回路のはずです。
でも、知っていることを歓迎しないということは、それを不都合に思っているからで、それは自分の為です。
自分とは君臨している支配者のことです。
あなたが「知っている」ことやあなたの能力を、歓迎し、それを共有財産としてシェアしたがるならそれは
正常な人間関係であり、その逆なら悪い人間関係であり、そこにはいない方がいいでしょう。
そのような場所では、支配者にとって都合のいい思考の誘導、植え付け、インプラントがあの手この手で行われます。
対外的にAさんに言っている形で、横で聴いているBさんにそのメッセージを浴びせて刷り込んだり(間接暗示)
誰かを囲んで、その人に対して特定の考え方をもつようにインプラント大会がなされたり。
もちろん「刷り込み大会」だとは銘打たれず、さりげない形で婉曲的に行われます。例えば、人それぞれでしかなく、
定義づけなど不可能なものに対して「〇〇とはなにか」などと題して、その人に向けて情報(ある一方向にベクトルが向いた情報)を浴びせたりです。
その人に、「〇〇とはこうだ」と思って欲しい方向に誘導するためです。
人それぞれ、十人十色、千差万別、100人いたら100通りの、定義づけが不可能かつ無意味なものに対して
「○○とはなにか」という名目で誰かに言って聴かせる場があるとすれば、それは誘導です。
また、他の誰かが言った、自分にとって都合がいい言葉を、支配者が恣意的につまみ上げて、その発言を賞賛し
その方向性を刷り込みたい相手に、重要な発言としてリピートして聴かせたりです。 Uttousii
そしてそういうことがなされる時点で 変だ と思わなければなりません。
正常な関係性において、そのようなことはなされないのですから。
正常な関係性がどういうものか、知っているなら、そのようなことをされればされるほどおかしさが浮き彫りに
なってきます。また、思い通りに誘導されてくれない人に対して、弾圧・迫害するというのも現象の科学です。
知っていることが大切