今年のことばあそびのテーマは「詩で世界を巡る」...
イギリス、ロシア、韓国、またロシア…そしてハンガリーの詩にたどり着きました。
ハンガリーの伝承の詩「動物たちのパンやき」
麦を刈り、粉にして、ふるって、こねて、かまどに入れて…様々な動物たちがパンを焼きあげるまでの過程を繰り返しのリズムにのせて表した詩です。
耳から聞いて、自分たちで唱えて…
詩についていろいろと話しているうちに「本当にパン焼いてみたいなー!」とKくん。
「焼きたい!」「食べたい!」とみんなもその気になってきました。
「でもパン作りは時間がかかるから無理かもよ…」よくわかっている上級生からはこんな声も…
じゃぁちょっと考えてみるねと次回のお楽しみにしてその日は終わりました。
「本当にパン焼くの?」
オーブンやボールなどの調理用具を見つけて、部屋に入るなり子どもたちは大喜び!
もう一度詩を唱えてから…さあ、今日はみんなでパン作りです。
一時間で生地を作って焼いて食べるための特別のレシピです。
どの子も手順の説明をしっかり聞いて、3人一組で粉をふるって、こねて、丸めて。
「レーズンを目にしてみようっと。」熊パンをつくる子、小さなフランスパンを作る子。出来上がりが楽しみ…
オーブンで焼き上げる間、今度は詩「動物たちのパンやき」を体を使って表現してみました。(オーブンの中が気になって仕方がないのですが…)
「焼けた?」もう部屋中焼き立てのパンの香りでいっぱい。
自分たちでつくったパンにどの子も大満足。
「おいしい!」「おうちでもつくってみたいからレシピ教えて。」
パン作り大成功!本当においしかったね。
自分で作ったパンの味とともに 大きくなった子どもたちがこの詩を思い出す日が来るかもしれませんね。
ひとつの詩を唱えるだけでなく、ことばあそび「あんたがたどこさ」の子どもたちはいろんな形で詩を表現することを楽しんでいます。