人生の階段ー日々の詩に託してー

ある老婆の日々ーー

外人部隊

2015年09月22日 | 映画
大昔の映画です

マレーネ・ディートリッヒ主演です

外人部隊の映画です

恋人はその軍隊にいます

さあこれから出発というとき

彼らは砂漠に向かって

出発しました。

すると・・・

当然のように

数十人の女たちが

鍋釜かついで

数十メートル後をついていく

のです。

あまりにも当然のように。

昔このシーンを見たときは

意味がわかりませんでした

あれはきっと

売春婦というか

「戦場の女たち」なんですね

彼女たちのあのシーンを

なぜ思い出したかというと

あれはどう見ても

強制的なものではなくて

女たちの

生活手段で

それによって収入を得たのだと

確信したから。

そして

あの外人部隊にはきっと

女もまた生活のために寄生して

いたのであって

奴隷みたいに強制性はなかったのだと

思います。

今、あちこちのテロ集団では

ほんとの性奴隷があるとか・・・

そしてベトナム戦争のときの

K国の強姦はすごかったらしい・・・

しかし昔の日本軍に

付き従った女たちは

そこらの兵士より高給取りだったと

聞いたことがありますが・・・

いずれにしても

戦争と性は悲しい関係に

あるのですね。

だからほんとの平和をと

願うのですが・・・

念仏を唱えるみたいに

ただ唱えて太鼓叩いて

いても

平和が実現するなんて

信じられないのです。






通学路

2015年09月21日 | 映画
世界の果ての通学路

というドキュメンタリー

ごらんになりましたか?

近頃にない

感動の映画で

ある人なんかはそんなの

やらせだよと

言いますが

たしかに都合よく車椅子のわっかが

外れたりします



そういうのは

いい意味でのやらせて゛

映画の完成度を高めるために

やっていいことですし

事実かもしれないのに

やらせだよなんて

やな性格だこと(笑)

そしてそして日本でも

老婆の83歳の知人は

標高1200メートルの村から

下駄はいて

鉄道沿いに二つ目の

駅まで歩いて

通学していたそうです。

今、その村は消えて

麓の標高1000メートルの村に

移りましたし

子供たちはスクールバスです

みんなみんなスクールバスです

いえ、別にスクールバスが

いけないとは申しません

申しませんが

子供たちのあの試練には

なんとも味わい尽くせぬ

ロマンがあったような

気がします

したたかで

自然と合体しつつ

そして学びの場に到達する

これ自体が素晴らしい

「勉強」に思われます

バスですいすい

と行くのはたしかに

便利だし安心ですが

何かを失ったのも

事実だと

老婆はは思うのでした。






映画は語る

2015年07月08日 | 映画
イタリア映画は

なにかしら

「家族」が

描かれます。

昔見た「靴みがき」とか

イタリアンレアリズム

と言われた

いくつものイタリア映画など。

「ゴッドファーザー」は

イタリア映画ではないけれど

しっかり

「イタリアの家族」を

描いてました。

フランス映画には

「家族」の匂いが

ありません

「男と女」がいるばかり。

アメリカ映画には

「正義」とか

「国家」とかが

匂います。

そして日本の映画は

というと

あまりにも

近すぎて

よく見えないのです。

よその国の

ひとに

見てもらった

ほうがいいと

思うのでした。

こさんじ

2015年06月14日 | 映画
落語なんて

なんの関心も

ありませんでした

ところが

たった一本の

ドキュメンタリーで



たちまち

今や

落語追っかけ

しています。

浅草演芸ホール

新宿末広亭

上野鈴本

いいのホール

その他その他

地方にも

出かけて

行く始末

その元は

ただ一本の

ドキュメンタリー

「柳家小三治」

なのでした。

それも

神保町シアターの

特別企画で

偶然見たのです

以来

「ドキュメンタリー」の

意義深さ

面白さ



作り手の熱意によって

こんなに

人を

変えられる



わかったのでした。

最近

NHKや民放の

ドラマに

まったく興味が

失せたのは

年齢のせいか

ドキュメンタリーの

持つ

リアリティに

欠けるから

なのか

わかりません。


タンスと二人の男

2015年05月21日 | 映画
むかしむかしの話です。

老婆にも

青春という

時代が

あった頃のこと

来る日も来る日も

映画、映画の

青春でした。

でもって

いま真っ先に

印象深かった

ものはと

問われれば

なぜか

超短編

「タンスと二人の男」

です。

ロマン・ポランスキー

監督の若かりしときの

この短編は

暗く切なく

青春を奏でて

彼の背後にある

ユダヤ虐殺の苦しみなど

思いも至らず

ただ雰囲気に

浸っていたばかり。

いまもてはやされている

明るいディズニーの

どれもこれも

同じ顔つきの

不気味な

映画には

まったく

反応しない

老婆でございます。