人生の階段ー日々の詩に託してー

ある老婆の日々ーー

周平を慕って

2016年01月06日 | 旅行

藤沢周平・・・

この懐かしき作家の跡を辿って

山形の寺に来ました。

学生時代の周平が

下宿していたお寺です。

なんと静かなたたずまい。

見上げた二階の左手の部屋だそうです・・・

それから山形師範

今は山形大学となった

建物をぐるりと回って

それからすっかり道に迷って

山形の駅までとぼとぼと

果てしなく歩き続けました。

周平は授業にはほとんど出ず、

映画館に通い詰めだったとか、

正しい学生生活です。

初冬の沿線の

あまりにも荘厳な風景を

後にしつつ

しばし周平のあの

恥じらい深い面影と

それにふさわしい文学世界を

思い返しておりました。

今もてはやされている

いくつもの「作家」たちの

ことはよくは知りませんが

にぎやかな会話や

流行語を散りばめたような

「作品」は読む気が

しないのでした。

 


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