人生の階段ー日々の詩に託してー

ある老婆の日々ーー

留守にする

2016年11月25日 | 日記

明日からしばらく

「留守にする」

るすにするーー

別に「回文」を面白がっているわけではなく

はい、後ろから読んでも同じって

やつね。

そうではなくてほんとに十日ほど

「るすにする」のです。

新幹線や地下鉄に乗ってて

何よりうれしいのは

おばあさんがちゃんと自分の足で

乗っているのを見るときです。

ああ、仲間だ、と思うのですね。

そして、いつまでこうしていくつも

乗り換えて旅に出ることが

できるかしらん

思うのでした。

旅先で死ぬって大変なことだな

とか

息子のところで死んだら

役所にいって焼却証明もらうのが

遠くて大変だな

とか

ぽっくり死ぬのが理想だけど

場所によるなあ

とか

死んだら日本海に散骨してもらうように

遺書書いたけど

大丈夫かなあ

とか

いろいろ気が散って

旅を心ゆくまで楽しむ

に至らないのが

老婆というもの

なのでしょうか。

 

 

 

 

 


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