7/18
白砂新道は始めなだらかで
ふと見ると鹿の親子がすぐ近くの斜面をかけ上っていったり
でもすぐに森の中の急な登りになった
このころになると、まあ全身筋肉痛で
特に下腿は一歩いっぽが辛い
そこで呑んでみたのがロキソニンである
貫地谷しほりのCMでお馴染みの
炎症を沈める薬
するとどうだろう
足の辛さが消えた
本当は痛み止に頼るのはあまりよくなあとは思うけど
湿布やサロンパスよりも効果てきめんだった
覚えておこう
ただしロキソニンは胃が荒れるので注意
天気はガスで風が強く
木々の上をゴーッと時々すごい風が吹いていく
稜線に出たとき不安だなあ
相方も足が痛くなってたのでゆっくりと登る
やっとで根石岳から天狗岳に続く道に合流できた
しかし思った通りの風と視界の悪さ
すぐそこにあるはずの天狗岳が
影も形もない
疲れたので新道をちょっと引き返して
風の当たらないところで休憩
カップラーメンをつくって食べた
山で食べるカップヌードルはご馳走だ
そうしていると登山者が一人
新道の入り口を下ってきた
もしやと思い声をかけると、天狗岳を下ってきたとのこと
スタート直後に一人に追い越された以外、誰ともすれ違ってなかったので
その存在には元気付けられた
再出発してアウターのフードまでしっかりかぶって登り始める
風は強く
視界も悪い
ひたすら斜面を登っていく
ストックが使えないくらいになるところで
また一人登山者とすれ違う
すぐに頂上
ガスでなんにも見えない
とりあえず標識の前で記念撮影する
するとまた黒百合方面からの登山者あり
さっそくシャッターのおねだりを
タイマーよりも誰かにとってもらった方がきれいで確実だ
ちなみに
山頂でシャッター押してくれる登山者のことを
山の妖精
と、ひそかに私は呼んでいる
なんか山の神様が巡り会わせてくれたみいだから
そして即、下山開始
黒百合ヒュッテを目指す
下りからは4、5組の登山者とすれ違った
私たちと同じくらい大きな荷物を背負った年配の夫婦や
学生?にしてはあどけない、でもまだ高校は夏休み前だよなという感じの
女の子二人連れとか
半袖のおじいちゃんと孫の姉弟? らしき三人組とか
分岐は右の道を選択
晴れてたら多分左の方が景色とか良さそうと思ったが
少しでも近い方をと
大きな岩の上を歩く道を
思いの外長く歩いた
もしかして分岐見落としたかなと思う頃
また登山者
年配の女性、しかも単独である
道を聞くと間違ってないようだったので安心
ほどなくして十字路にでる
ここからはヒュッテまで5分だ
木道を歩いていくとテント場にでて
すぐに黒百合ヒュッテ到着
外でコッヘルでなんか作ってる人もいたけど
屋根の下で、他人が調理してくれたものを食べられるなら
私はそっちの方がいいので
迷わずヒュッテのなかにイン
山小屋はどこもそうだけど
明かりが暗いから一瞬、休業中?
と心配になる
でもお客さんもいてちゃんと営業してだ
黒百合ヒュッテは水がわいていないため
飲み水は有料
でも建物は清潔な感じだ
今回、八ヶ岳の山小屋はどこもそうだったけど
トイレがきれいだ
臭いも虫もほとんど気にならなかった
カレーライスとココア
相方はビーフシチューセットとハーブティーを食べた
お土産に手拭いを買った
しばし休憩の後、渋温泉に向けて出発
岩ごろごろの長い下り道
でも去年の西天狗からの下りに比べると
まだ楽だった
面白いかたちの樹木や大きなキノコがあった
このころからはガスを抜けたのか
日差しもさすようになってきた
地図にない分岐や合流があってちょっと不安だったけど
とりあえず一番太い道を進む
ほぼコースタイム通り
実はストックを使わない方が速いのかも
右足左足ストックストック、のペースよりも単純に右足左足、右足左足のペースの方が速いんだね
ストックをつく場所を考えないぶん速い
ペースよく下って渋温泉の川へ
ここからは車道だ
スマホのマップも使える
30分ほどで渋辰野館へ
本日の宿
ecoモードなのか
部屋への案内も
お荷物をお持ちしましょうかもなく
部屋にはいるとすでに布団がしかれている
女将の挨拶もない
古くて格式ありそうな玄関だったけどなぁ
多分、人手を切り詰めているのだろう
お湯はちょっとぬるめ
で源泉は冷泉
とても全身つかれないけど
足だけ冷泉と温泉に交互に浸かったら
疲れがとれた
飲むこともできる
お湯の質はとても良いように感じた
全体的に古(くさ)い内部だけど
食堂だけはきれいにリニューアルしてあって
雰囲気がよかった
料理も美味しかったなぁ
いつものごとく
ザック類はここから宅急便で送ってしまう
帰りは軽装、普段着でいくのだ
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チェックアウト
バスの時間までかなりあるので
本来は車で来ることをおすすめする
歩いて近くの御射鹿池までいく
なんて読むんだっけ
きれいな池だけど
ずっと時間をつぶすのはつらいな
他になん組も写真とってる旅行者や車で来たらしいカップルとかいた
ひとしきり写真撮影して
トイレに行きたくなったので
明治温泉へ
バス停から徒歩300メートルくらい
下っていくとなんと地図にない公衆トイレが!
チップもいらない
そしてどうやらここは沢沿いのトレッキングルートの入り口になっているようだった
入り口だけみて、滝の前で写真とって
バス停へ
バスで茅野駅まで
そこからスーパーあずさにのって東京へ
梅雨明け前だったのもあって
天気には今回恵まれなかった
でも事故なく(二回ほど転倒したけど)
無事に重たい荷物もかついで全行程をクリアできた
また山に行こうっと
でもやっぱり雪山がいいな
虫いないからね