入所者のはなし
認知症があって
種々のリスクがあると
安全のためという大義名分で
本人の意向とは無関係に
施設の職員が
決めてしまう物事が
たくさんある
まあ説明しても
納得してくれないことも多いけど
リスクがあってもいいんだ
その人の生き方だから
その人が決めるべきなのだ
施設の職員はその事を忘れがちだ
ケアプランは利用者本人のためのものだ
介護職員は
特に
利用者の意思を
言葉にできない想いを
代弁するものでなくてはいけないのだ
医者にも
看護師にも
リハビリにも
相談員にも
ケアマネにも
専門的な資格で一歩譲らざるを得ない
介護職のアドバンテージは
そこにしかない
と思うのだけど
プライドのない介護職が多すぎる
と思う
あと
家族≠利用者だ
家族の言うことをすべて鵜呑みにすることも違う
利用者が家族には言えないこともたくさんある
家族には見せない顔もある
それを見ることができるのは
介護職だけだ