Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

佐久地域の図書館に足を運んで

2024-08-12 23:01:57 | つぶやき

 先日東信地域の石造物の本について記したが、ふだん地元の図書館へ足を運んでいると、この地域の図書館のすごさにも衝撃を受けた。当初は佐久市立中央図書館に足を運んでいたが、求める本が所在不明になっていて閲覧できなかったため、所蔵館を調べて御代田町図書館や小諸市立図書館にも足を伸ばした。佐久市立中央図書館はわたしの地元の図書館と雰囲気はそれほど変わりない程度、というか図書館そのものもそれほど大きくなく新しくも無かったのでそう思ったのだが、まず最初に足を伸ばした御代田町の図書館。「エコールみよた」という文化複合施設の中にあるのだが、その建物が大きい。いってみれば文化会館に併設されているというスタイルだからわたしの地元にもそうした建物はあるが、施設全体的に人の姿がある。利用活用よくされている施設という印象が強い。もちろん人口も多いから当然だろうが、活用の仕方の問題なのかもしれない。

 そして何と言っても図書館の空間として「違う」と感じたのは小諸市立図書館だろう。天井の高い空間に図書の棚と閲覧用の机などが近接していて図書館全体にまんべんなく配置されている。そして貸出する際には自動貸出機で借りるようになっていて、図書館の窓口に持って行って借りる従来のスタイルではない。したがってカウンターに人がいなことがしょっちゅう。もちろん呼び出せば出てきてくれるが、図書館の方と接触なく本を借りられる。返却も返却ポストへ入れれば良い。したがって無断で持ち出さないように入口にセンサーがある。たまたまわたしの地域にこんな図書館が無いだけのことかもしれないが、これはもう行政の裕福度の違いとしかいいようがないのかもしれない。小諸市の場合市役所に併設していて、いわゆるコンパクトシティ構想の一環なのだろう。市民にとって「利用しやすい」ことは確かである。


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