Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

続・作業着マニア

2020-06-01 23:51:11 | つぶやき

 かつて「作業着マニア」を記した。それ以前にも作業着のことについて触れたことがあるように、作業着との縁が深いのは、もちろん作業着を着用している時間が長いからだ。これもずいぶん以前に記したことがあるが(「浴衣を受け入れた、ということ」)、20代のころは、寝巻き代わりに作業着を使った。パジャマよりも作業着が着心地が良かった、というわけでもないだろうが、1日中作業着姿だった。今思うと、けして着やすかったわけでもないのに、兄の会社の作業着を常に着用していた。毎年いくつも支給があったようで、あり余っていたのでわたしが兄からもらって使っていた。お金もなかったから、わたしの生活の中ではラッキーな存在だったわけだ、その作業着は。そうした時代が背景にあって、作業着マニアになったわけではないだろうが、作業着にはこだわる方だ。別の会社の方が見るからに重たそうな作業着を着ていたりすると、感心してしまう。わたしにはそんな作業着は「使えない」と。

 「作業着マニア」でわたしには3パターンの作業着の上着がある、と記したが、実は4パターンが正確だ。作業着といえば、肌着の上に着るシャツと、その上に着る上着とある。現場に出るからといって、上着を利用する季節に、あえてその下のシャツまで作業着を着ることはない。その場合はふつうのシャツを着る。ようは、最も上に着けるものは、汚れから守るために着けるものであって、やはり作業着だからこその存在なのだ。現場で着るということは、汚れても良いもの、ということになる。しかし、作業着の利用は汚れても良いから、という理由で着用している人ばかりではない。室内業務で汚れとは無縁な会社でも、作業着は存在する。したがって「作業着」への意識が、みな共通と言うわけではないだろう。

 けして作業着が安価だというわけではない。ワークマンで作業着を探していると、5千円以上の上着もある。汚れても良いものに、それだけお金をかけるのは、少し気がひける。どうせ汚れるのだから、安いもので良いわけだし、だからこそ「支給品で十分」という意識も生まれる。あえて仕事着に身銭を払う馬鹿はいない、というわけだ。しかし、仕事をしている時間は長い。人生の中では、もしかしたら作業着を着ている時間が最も長いだろう。そう考えると、肩のこらない、着易いものが良いと思うのも道理だと思う。4パターンの内訳は、①内側に保温用の裏地があるものは、もちろん冬用で、ゆったりしているから内側に厚手の服を着て、その上に着れば防寒着は必要ない。とりわけ温暖化で冬もそれほど寒くなくなったこのごろは、防寒着を使うことはなくなった。②いわゆる普通の上着で、わが社で支給してくれるものもこの手のもの。③薄手の上着で、実はワークマンなどにも何種類かあるが、わたしの好みのものはなかなか売っていない。たまに目にすると、すぐに買うことにしている。今は冬でも軽いので室内着として利用していて、②はほとんど使わずにこれを利用している。④③のように薄手のもので、半袖のもの。半袖であるから6月以降夏まで利用するが、利用頻度は少ない。以上4パターンであるが、前述したように、冬の外出に①を利用するのみで、あとは外業も内業も③ばかり利用するのが現状だ。②を利用することはほとんどなくなった。それこそ5千円以上の上着も所有しているが、汚れそうな現場には使わない。そうなのだ、現場の環境に合わせて選択するように、いくつか用意している、というわけだ。汚れが目立つようになると、現場用に格下げされ、最後は草刈用となるわけだ。


コメント    この記事についてブログを書く
« 週末の日課 | トップ | 絶対、争わないひと »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

つぶやき」カテゴリの最新記事