テルミンとJAZZ
テルミンやマトリョミンの話。私、こちろうこと相田康一郎のプロフィールは左メニューバーのCATEGORYを。
 



写真のCDはビルエバンスの名盤であるワルツ・フォー・デビー。BOOKOFFで今年に入ってから
幸運にもみつけだして980円で手に入れたもの。ビクターVDJ-1536。
このCDはDISK UNIONに持ち込めば(今コロナ禍で休業中かと思うが)、1,500円の買取価格が
付く。販売価格は同店だとその2倍くらいか、と想像する。ヤフオクでみても、3,500円とかになって
いる。
なぜ、この1986年の国内初期盤に高値がついているかというと、「音がよい」ということである。
「音がよい」ということの内容には、「正しいマスターテープを使った正しい音※」という意味が
含まれており、近年のどぎついリマスタリングとは異なる、ということらしい。
このCDを推薦している書が嶋護(SHIMA MORI)氏が書いた「ジャズの秘境(今まで誰も言わな
かったジャズCDの聴き方がわかる本)」であり、上記※印は同書のなかにある、このCDを評した
文言の一部である。
BOOK OFFにいったときに、もしや、と思って手を伸ばし、たまたまこの貴重な国内初期盤を手に
入れることが出来て、大変うれしかった。
このワルツ・フォー・デビーのCDで私が所有していたのは同じくビクターの高音質XRCDの
1998年盤VICJ-60141であり、「高音質盤だけあって、さすがにいい音だなあ」と思って聴いて
きたものだったが、VDJ-1536と聴き比べると、やはり「わざとらしさ」を感じてしまう。これは嶋氏の
著書を読んだことによる刷り込みとかではなく、あきらかな違いがわかるレベルである。
高音質盤とか、最新リマスタリングとかいう売り文句に惑わされないようにしよう、と思った次第
である。


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