今日、自由学園・明日館でパーシー・グレインジャーの音楽を聞いた。
名前はよく聞いていたものの、その音楽を聞くのは恥ずかしながら、初めてであった。
色とりどりの派手な絵画をみているようで、楽しい音楽だった。
誤解を恐れずにいえば、全ての音楽は「お母さんといっしょ」に使えそうであった。
もちろん、一番の目的はVMの演奏によるフリーミュージックⅠ(4台のテルミンのための)であった。
マーブルでよく一緒に演奏している方々というひいき目を除いても本当にすばらしい演奏だった。短い演奏時間だったのがもったいない。もっと聞きたかった。
目をひいたのは4台のテルミンの後ろに4台の平面スピーカーが置かれていたこと。平面スピーカーは音を拡散させずにまっすぐ前方に放射するが、これが効果的であった。演奏者もモニターしやすかったのではないか。
会場後ろの壁に、グレインジャーがグラフ用紙に描いた、曲線の譜面が貼ってあった。終演後、この楽譜に目をくっつけんばかりに真剣に見入って、指で間隔計ったりしているような怪しげな人物がいて、誰かと思ったが、F(TELMIN)さんであった。ナットク。
| Trackback ( 0 )
|