職場の近くの紀伊国屋書店でたまたま見かけて購入した本。新書や文庫は通勤電車のお供である。
一時期ピアソラを聞きまくっていたことがあって、この本の著者が書いているピアソラの本も所有しているが、こんなに博識の方だとは知らなかった。いろんな事例を用いて音楽をいろんな側面から考えるヒントを提示している。答えは読者が探しなさい、というスタイル。だものだから、ときには通勤電車のなかで、あるページを開きっぱなしで先にすすまなかったり、逆にツラツラと読み進めてはいるものの、頭の中では(音楽に関する)他のことを考えてしまっていたりと、なにやらちゃんと読んだんだか読めてないのかわからないまま、一応、読了。
たしかに、考えるヒントは満載だった。特にプロとアマの線引きをどう考えるのか、などは参考になった。
それについての私の結論(暫定)
・ちゃんとした定義はできないが、今の私の活動について、少なくとも、「素人だから」とか「アマチュアだから」という言葉で逃げないようにしようと思った。
一般的には、「それでお金を稼いで生活を成り立たせているヒト」がプロであろうが、少し広く捉えて、意識(責任感)を強く持とうと思った次第。
広く捉えるとは、例えば「不特定のヒトに聞かせるために演奏するヒト」とかかな。
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