サウスウエスト航空の搭乗システム（タンパ）

今回初めてサウスウエスト航空を利用しましたが、
いくつかの初経験をしました。



サウスウエスト航空は予約と座席のシステムが他社と少し異なります。

なんと、座席は全席自由席です。

インドの国内線や昔のエアアジアで自由席を経験していたので、
搭乗時に席取り合戦で猛ダッシュしなければならないのかと、いささか脅威を感じた のですが、
サウスウエスト航空は予約からシステムが異なり、そんな心配はいりません。

サウスウエスト航空のウェブチェックインは搭乗時刻の２４時間前から可能で、 先着順でグループと整理番号が自動的に割り当てられます。
つまり、早くチェックインした順に、グループで言うと A、B、C、各グループ内で番 号１番から６０番まで決められます。
搭乗時には搭乗口にこの番号が書いてある柱が並んでいるので、自分の番号のところ に並んで、前から順番に搭乗するのです。
（この柱があるということは、サウスウエ スト航空の搭乗口は専用で決まっていて、他社とは共用しないのですね、たぶん。）





これにも特権があり、先に＄１５支払うと優先的に A1～A15 の権利を買う事ができま す。（この料金は時期によって変動するそうです）
つまり、＄１５払わないフツー の客は A16 から後の番号で順番に割り当てられるというわけです。
グループ A では余裕で席を選べますが、グループ B でも後半の番号では同伴者と一緒 の席を確保するのは難しくなり、
さらにグループ C では希望の席を確保することは絶 望的になります。
なので、サウスウエスト航空を何度も利用されている常連客さんは、搭乗時刻の２４ 時間前になると同時に、直ちにウェブチェックイン手続きを行って、
必死になって早 い番号を獲得しようとするのです。
今回素人の私達は、ついうっかり寝坊してしまい、搭乗時刻の２４時間前を２４分過 ぎてからチェックインした結果、

グループ B-５３、５４

でした。
アウトかセーフか、ギリギリの線ですが、幸運にも２つ並んで空いている席があった ので一緒に座れました。
もう少し遅くてグループ C になったら、真ん中の席でばらば らに座っていたことでしょう。

もう一つは、
ペットの機内持ち込みが可であることです。
帰りの便では、見えただけでも犬が３匹搭乗していました。



私達のすぐ後ろにおすわ りになったお犬様は、離陸から着陸までず～～～っとキャンキャン泣き続けており、 さすがに参りました。
私達は幸い耳栓を持っていたので助かりましたが、よく他の人は文句を言わないもの だと、アメリカ人の忍耐強さに感心しました。
サウスウエスト航空に乗るとき、耳栓 は必需品です。

動物愛護精神もけっこうですが、人間ももっと愛護してほしいものです。

（ついでに）サウスウエスト航空は短距離の LCC でも飲み物とスナックが供給されま す。
飲み物はメニューから選べてキャビンアテンダントが間違えずに持ってきてくれ ます。
よく全員分を覚えていられるなあ、と感心してしまいました。