シンプルライフをモットーに
いづれ訪れるであろう日の為に
断捨離を心掛けているつもりですが。。。
鏡台周りを整理していて
未開封の香水の束に気づきました
香水を楽しまなくなって
どの位経つでしょうか
何時も海外土産には必ず香水が入ってました
その名残の香水の中で
亡き友が贈ってきた香水が目につきます
転校先の小学校で四年生の時以来
生涯無二の親友になった彼女
卒業後故郷に帰り結婚した彼女
美人で真面目で優しく気配りが出来て
誰にでも慕われていたというのに
貴女がいたから友達が出来なかった>と
書いて来た友
福岡と東京に別れて
永い事会えなかった二人が再開したのは
彼女が亡くなる八か月ほど前
<神様ってナント優しいこと
粋なことをなさる>
身内の結婚式で上京した彼女を囲んで
在京の友人十数人に声をかけ
銀座で食事会を開きその後時間が惜しまれて
家にも連れてゆかず、ホテルで空白の月日を
埋め合わせるように明け方までしゃべり続け
翌朝羽田で別れたのが最後でしたね
デモね
私はこの一日があったからこそ
アナタとの思い出も救われていますよ
お礼にと贈ってくれた香水も
使うのがためらわれて大事にとってありますよ<笑
アナタに何かあったら>と頼んでいた故郷の友から
突然の訃報が届きました
泣きながら日比谷花壇に注文したのは
白いカーネーション
時期がラ難しいと言われながら探し出してくれた
160本の白いカーネーション
この花に埋もれてあなたは旅立って逝きました
あれからどれほどの月日が過ぎたことか
私があなたに会いに行くのも
そう遠いことではないでしょう
その時、貴方のくれた香水
振りかけて逝きましょうか<笑
今、久しぶりに目にした香水で
貴女のこと、若き日の私たちのこと
思い出し懐かしんでいますよ