こんなものが出てきました
箱書きに 「鎌倉彫
布目角盆
梅文マップコースター」
と書かれています
当時女性はとらなかった塗師の世界へ、教師を止めて
飛び込んだ方の賞を取り始めた頃の作品
気に入ってオーダーしたのですが、忙しくなり使う事無く
しまい込んでありました
今となっては益々使うこともないでしょう
どうしましょう!>
ママは私とは趣味も好みも違うので無理だし
人は買い取ってくれるところがあるわよと言いますが
1000円2000円に替えるなんてアホラシ!
当時の私の気持ち、作者にも失礼よ
茶托はいろいろあるがこれからは一切やめて、この品
だけを使うことにしましょう
独り暮らしをしていればいつかは家終いになる
それまでにこの品はと言うものだけは処分しておく
処分できないものは仕方がない
後は一括処分で一切改めることなく業者に頼むよう
伝えてある
各々をわずかな金額に替えるくらいならこちらの方が
サッパリする
見ぬもの清し> ではないが
どんなに思い入れのあるものでも、私がいなくなった
後の処分なら納得できる
大事なものだけを処分しておく、これが私の断捨離です
思い入れが大きいものでも
それは私にとっての価値であり、愚息たちには
関係ないかもしれない・・・でも処分できない。
自分が生きてきた証
一つぐらいは欲しいです。
どう云う事なのでしょうね。
どれ程大切にし、貴重な価値観を施していても、殆どの物は「自分が生きている間限定の貴重品」。この世から消えてしまえば(相続されない限り)単なる粗大ゴミ。
…とは解っていても、悲しいかな収集を繰り返してしまう。
例えばわたしのレコード、LPが300枚を遥かに超え、シングルは50枚余り。CDが400、テープも50余り。それ等の全ては20世紀のもの。
今の時代、誰も必要とはしないけれど、そこに私は生きてきた。書物にしても同様。
断捨離…難しいですね。
ここは(死んだあとの事は、どうぞよしなに…と)開き直って、自分の生きて来たアリバイの中にこの身を置こうと思っています。趣向性が人生の軌跡を築いたのだから仕方無いと思っています。