今日は母の命日
長い年月が過ぎたようなつい近年のような
当時綴っていた介護のブログ
「ほろ酔い詩日記」を開いて懐かしんでいます
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母逝きて 一人座りし 枕辺に
頬をなでゆく 睦月寒き夜
一月二十八日 母は一人静かに旅立って逝った
口元に笑みを浮かべたような穏やかな寝顔
あまりに穏やかで気づくのが遅すぎた
母との別れは突然に訪れた
夜、当時長期滞在していた友と話し込んで
2~3度覗きに行ったのだが
あまりに穏やかな顔で寝ていて気づかなかった
涙もなく一人母と過ごした寒い冬の夜でした
以前にも一度経験しましたが
突然の死を前にして、直ぐには
本当の悲しみには、涙は出ないものだということを
知った夜でした
命日に 想いでたどる 詩日記