白鵬！ そこまでして記録を更新したいか

白鵬のここ何年かの相撲は見苦しい。
強い横綱のすることじゃない。
横綱審議会からも以前指摘された『張り手』『かち上げ』
階級社会の相撲で下位力士が横綱に張り手で向かう者はおらんじゃろ？
正々堂々と横綱なら挑戦を受けて立つ気構えが欠けておる。

塗り替えられんように記録を伸ばしておこうと・・・
そんな横綱はいくら優勝回数が多いからと、連勝記録が多いからとしても
誰からも讃えられんと懸念する。

彼が横綱に上がろうかという頃、一度拒否された事がある。
相撲ファンとして、ワシも『なんで？　もう横綱になってもエエじゃん』と
思うたことがあった。普通なら腐るところじゃが、彼はじっと耐え
『誰からも横綱に推薦されるような力士になってやる』と努力し
押しも押されぬ大横綱になった。

その頃の白鵬はワシも好きじゃった。
どうか『実るほどこうべを垂れる稲穂かな』と言われるような横綱でいて欲しい。
これほど努力してトップを掴んだ人でも難しいことなんじゃろうね？
彼は成績では人類未達の記録を残したかもしれんが、
誰からも尊敬され、後世の人たちからも『人間的にも素晴らしい横綱』と目標とされる
そんな横綱にはなれんかったんが残念じゃ。