綱敷天神社 禰宜日誌

大阪梅田の綱敷天神社のご案内ブログです

平成29年 梅花祭

2017年02月25日 | ノンジャンル
今年も春を忘れず、当宮の紅梅はいま見頃を迎えております。

天神さまこと、菅原道真公が九州太宰府へと無実の罪で左遷される際、この梅田の地にお立ち寄りになられ、その時、満開であった紅梅をご覧になられた事が、当宮に天神さまをお祀りする由縁であり、またその時、即席の座席として船の「とも綱」を円座状にして敷いた事から、綱敷の名が興りました。

その時ご覧になられた梅は、後世に「梅塚」と呼ばれ、天神さまの霊跡として篤く信仰され、近世においては、埋立て地であった当地の呼称「埋田」を、この紅梅にあやかって「梅田」と改称されたとも言い伝えられており、梅田の由縁の梅ともいえます。

今年は早咲きの梅は早々に咲き始め、2月中には散ってしまうのではないかと思われましたが、そのあとの寒さで、ゆっくりと花開き、この天神さまのご命日である2月25日にまさに満開となりました。

御本社、御旅社ともに今週いっぱいは見頃です。どうぞお参りの際に春の魁をご賞翫下さい。

また、茶屋町の御旅社では、同じく天神さまにゆかりがあり、茶屋町の古の風景である菜の花に由来する、イライラ封じの御守「菜種守」を本日2月25日から4月上旬まで期間限定で授与しております。



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