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「バチカン」と「アッシジのフランチェスコ」

2015-03-30 12:03:44 | 宗教関係
聖フランチェスコです(ウィキペディアより↓)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%B7%E3%82%B8%E3%81%AE%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%82%B3

今日、猫の缶詰を取り寄せた中に、緩和材として入っていた小型の新聞
The Asahi Simbun GLOBEと書いてある新聞でしたが
その中に「改革なるか「バチカン銀行」という記事があって
----------引用↓-----------
バチカンの暗部といわれるのが、法王庁の資産を管理・運用してきた宗教専業協会、通称「バチカン銀行」だ。マフィアなど闇の世界の資金洗浄(マネーロンダリング)に使われているとの疑惑が絶えない。現法王フランシスコは、その改革にも取り組むが、文字通り「命がけ」だともいわれる。

サンピエトロ広場に一歩足を踏み入れれば、そこはイタリア捜査当局の手の届かない別の国、バチカン市国だ。イタリアのマフィアや保守政治家にとって、税逃れの手段として「うまみ」がある。

バチカン銀行が生まれるきっかけとなったのは、1929年のラテラノ条約だ。独立国の権利を得るのと引き換えに広大な法王領を放棄した。その見返りにイタリア王国から賠償金として支払われた現金7億5000万リラが原資となった。

71年にバチカン銀行総裁となった米国人の大司教ポール・マルチンクスは、伊アンブロシアーノ銀行の頭取ロベルト・カルヴィらと組み、資金洗浄や不正融資を行ったとして捜査対象となった。

78年に就任した法王ヨハネ・パウロ1世は、バチカン銀行の改革を表明した。だが就任34日目の9月28日、宮殿内で急死してしまう。法王はマルチンクスの更迭を決めていたとされる。翌年には、バチカン銀行について調べていたイタリアの捜査担当者らの暗殺が相次いだ。
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ネットで調べたら載っていました。
http://globe.asahi.com/feature/article/2015031200005.html

この記事を読んで思い出したのが、前述の「アッシジのフランチェスコ」でした。

     
騎士として出征したものの戦わずして帰還したフランチェスコの像(イタリア、アッシジ)


以前も何度か書きましたが「ブラーザーサン・シスタームーン」という映画
聖フランチェスコの映画でしたが(私は見ていません)
清貧の限りを尽くし、動物や植物をこよなく愛し、己の欲望はなく?

     
着ていたものを全部脱いで父に返し、世俗とのきずなを完全に絶ったフランチェスコ。

キリスト教の悪の部分を削ぎ落した聖人の姿を見るような気がします
宗教によって起きる、弾圧や戦争、略奪、惨殺
これは、宗教本来の姿とは思われません
宗教という名の下に起こされた人間の欲望の全てでしかない

ですが、人間の本当の姿とは、正悪混沌とし
又、個人の資質によっても、その割合は違うと思います
ですが、これが人間だという確たるものはない
けれど、宗教が人間の欲望の手下に、あるいは具として使われる事の悪こそが
人間の邪悪な部分の最たるものではないかと思います

ですが、この聖フランチェスコも又
人としてこの世に生きることの煩雑さには悩まされたようです
コメント
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