広島一敷居の低いインテリアコーディネーターのここ20年間の記録。

うっかり木工所に嫁いでから走り抜けた20年の記録。気づいたら、医療系から転身してインテリアのプロになってましたとさ。

今の仕事と前職と。

2011-02-25 19:38:34 | 思ったこと


ふっと気づけば私の家具屋歴もだいぶ長くなった来たなぁと思った次第。


病院で働いていた期間より
家具屋の仕事してる期間のほうがとっくに上回ってるし。


なんか急に思ったんだけど
家具屋さんっていうのはキホン、幸せな人が来るところだなって。

最低限の衣食住があってこそのインテリアの充実ですもの。

特にうちみたいなこだわり系家具屋さんは
安売り家具屋さんと違って
お客様のほとんどは、
ご結婚だったりご新築だったり、ご入学だったり。
なにかのお祝いイベントの際の家具の購入が多いです。

つまり
幸せオーラのお客様と毎日お話させていただけるという
ある意味、こちらも幸せなお仕事です。



それに比べて前職@病院の作業療法士。

それと逆。

病院ってところに入院してる時点で何かしら心身に不調がきたされてるわけで
あたりまえですが、あんまり幸せ満点な人はいないです。

しかも
私が勤めていたのは、骨折のおにーちゃんとか風邪の子とかがくるような病院じゃなくて
精神科 っていうちょっと特殊な世界だったし。

勤務して患者さまのカルテ見て最初にたまげたのは
なんと
私が生まれる前からそこに入院されている方がおられること!
つまり30年とか40年とかずっと入院中。

そして鉄の扉に施錠された閉鎖的空間。
保護室と呼ばれる言葉が悪いけど独房のような鉄格子の部屋。
そこで治療を続けておられる病気の人々。

さっきまで一緒にお話ししていた方が10分後には
帰らぬ人となってしまったこともありました。
さすがにあの時は、凹んだなぁ。

病院だけあって、やはり死と身近なお仕事でした。

と、突然ですが
今の仕事と前職との違いを改めてしみじみ感じた次第。


思えば遠くにきたもんだ・・・。



でも共通点だってあります。
どちらも、お客さま(患者さま)の気持ちや思いをよーく聞いて
ニーズを引き出し、それに対してよい、提案やアドバイスをするというところ。

インテリアコーディネーターも作業療法士も
技術より専門知識よりなによりも、
コミュニケーション能力が一番大事です。
そして、どちらの仕事も
今よりも心地よい暮らしを作るためのお手伝いができるということ。


そんなやりがいのある仕事が
いつもそばにあるということが
なにより私にとっては幸せなことですなぁ。


明日も
ダイニングフェアなので、
ご新築のお客様が多いかな。


明日も仕事、がんばろ。








 
















コメント (3)
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