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田舎の道草

田舎の道草徒然日記

意地悪じいさん

2015-07-26 | 日記
宝くじ高額当選を夢見て購入していた宝くじの当選番号を今日確認してみた。
去年12月31日抽選の年末ジャンボ宝くじとジャンボミニである。
この書き出しから、宝くじが当選していなかったことを推測することは容易
だと思う。
確認するまでの心の高揚と、現実に引き戻されるその落差は、いつものこと
ではあるものの今回ほど大きかったことはない。

以前、高額当選者の談話が雑誌に掲載されていたことがある。
話によると「自家用車を売却しようとして車を掃除していたら、すっかり
忘れていた宝くじが出て来た。購入から一年近くなるその宝くじの番号を
確認してみたところ、何んと1等が当選していた。」というもの。

この言葉が妙に心に残っていたため、あえて、今日まで宝くじの当選番号を
確認しないようにしてきた。
車内でなく、常にチラリと見える処に、宝くじの入った袋を置き、忘れない
ようにしてきた。宝くじの存在すら忘れてしまう危険性を回避するためでもある。
常に宝くじが目に入るため、高額当選の夢は一日たりとも忘れたことがなかった。
これは明らかに、意図的、計画的、故意であり、そこに偶然性は微塵もない。
『あと半月ぐらい待っていればよかったべか。』(この考えは、落胆の大きさと
心の動揺、欲からくる発言と思われる。)

「舌切スズメ」「花咲じいさん」などの昔話から、欲のない生き方を教わって
来たはずなのに、今回の宝くじ高額当選への取り組みは、話に出てくる、欲に
かたまった意地悪じいさんのようで滑稽でならない。