今日紹介は高橋製FC76鏡筒です。番外シリーズに入れるのは一寸可哀想なくらい良く見える鏡筒です。しかし、現在、レンズ白濁除去の為に入院中で手元には有りません。 私自身、2~3インチクラスにアポクロマートは必要無いと云う考え方で有り、実際、所有するこのクラスの長焦点アクロマートの星像に全く不満有りませんでした。この鏡筒も欲しくて購入した訳ではなく、偶々オークション出品されたので、冗談半分に此れ位なら出してもと入札したところ、競合も余り無いまま落札となって手に入れることに為りました。
前オーナーからもレンズの白内障については説明があり、納得ずくで購入したものです。 白内障状態のままでも、重星等に向けると当にピンポイントの星像で、凄いものだと感心しきり、流石フローライトアポだなと驚きました。このクラスはアクロでも相当良く見えますが、アポを見た後では一寸見る気に為りません。 視野全体がクリアーで、星像の質とシャープさが違います。 只、其れまでにアクロ鏡筒に時折使用していたハイゲン系のアイピースが全く合わないことをも知りました。 この鏡筒が修理から戻って来た暁には、メイン機として活躍することは間違いないように思います。勿論、接眼部等はタカハシらしくガッシリとして仕上げも素晴らしいものです。そして何よりも、軽量なので小型架台でも搭載OKなのが一番のような気がします。主に架台はEM-10とP2とのセットにて使用。(但し、4回程しか使っていませんが・・・)
何気に手に入れた鏡筒ですが、これは、長く使う価値有りと判断し前記の通り入院(外注)させております。(昨年9月、タカハシに再研磨、再コートの打診をしたところ、研磨皿が壊れた為、レンズ清掃のみとのこと、只、新品レンズが若干残っているとのことで、因みに価格は7万円也)