植木屋の仕事は、お客さんから剪定して欲しいとの要望を
聞いてする請負の仕事です。春にするお宅、夏にするお宅、
盆前や正月前にするお宅、数年おきに予算に合わせてするお宅
様々で、要は人間の都合です。
そこで、よくお客さんから剪定時期はいつが良いかと聞かれる
のですが、剪定屋さんはいつでも良いと答えます。
花実が大事なのか、年中綺麗にしておきたいのか、緑陰が欲し
いのか、世間の手前上体裁程度で良いのかは、各家それぞれで
思いは一様ではありません。今までそうして来たんだから、
今後も今まで通りでいいんじゃないですか。って感じです。
正確に答える場合としては、一番暑い時と寒い時は切らない。
2~3センチ以上の太い枝を切り詰める場合は3月中ごろ、
花が欲しければ花後剪定か、樹種に合わせて勉強が必要です。
樹木にとって一番いいのは3月でこれから芽吹く直前に剪定
するのが一番良いです、と答えています。
そう言うと、すぐ伸びるからもったいないとのたまう御仁が
多くてお笑い種で、結局そういう答えに行きつくことになる
のです。
ではでは。