もともと、日本人がお庭に持ち込む
樹木は概ね決まっていまして、どこの
お庭にも似たようなものばかりが並ん
でいます。
カシの木もその一つで、棒カシ仕立て
や自然風、生垣などに使われますが、
正直、何が良いかは分かりません。
切っても切っても強く伸びるので、
昔は、庭木を兼ねて切枝を干して焚き
付けに使っていたのではないかと思い
ますが、火を起こす必要のない現代で
は、こういう樹勢の強い樹木を庭に持
ち込むのはどうかと思いますね。
伸びた枝はゴミになりますから。
先日相談があると言うので聞きますと、
「枝が伸びて仕方がない」との事。
相談でも何でも無くて、単なる愚痴で
「数十年毎年同じでしょ」と返すと、
高枝バサミが切れないと・・・。
「毎年剪定してるのにほっておいたら
いいじゃないですか?」・・・
馬鹿でもできる仕事ですが、相手も
馬鹿なので気楽なもんです。
植木屋稼業はつづきます。
ではでは。