おじんの放課後

仕事帰りの僕の遊び。創成川の近所をウロウロ。変わり行く故郷、札幌を懐かしみつつ。ホテルのメモは、また行くときの参考に。

2022年の総括

2023年01月28日 | 珈琲

キリマンジャロと言うから、

買ってみたが……

いや、UCCの瓶のやつと比べちゃ

いけないのは、分かってるんだけどね。

でも、苦味を気にしなければ、

さすが、キリマンジャロと

言うだけはあるな、と。

言われなきゃ、

ちょっと美味いな

と思うだけだろうけど(笑

 

もう2023年の1月が

終わろうとしてますが。

今さらに、

2022年の宿泊の総括でもと。

 

公私ともに、去年もソコソコな数の

ホテルやビジホを使いましたが。

不思議なことに、

どんなホテルやビジホにも、

これダメだろっていうのでもですね、

あ、いいなコレ。ってのが、

必ず1つはありました。

 

客が「多様化した」のではなくて、

幼稚になった現在、

ものを売るのが、

こんなに難しいことだったのかと。

いいものを作れば売れる時代はもう、

当の昔の物語です。

今の客にとって、

いいものとは、

窮屈なものでしかありません。

不完全で煮え切らない、

幼稚なものを、ご所望です。

その不完全には、もちろん、

空想も入っている。

今時のひとびとの、

最大公約数的な夢を叶えるのが、

今時のリゾート・ホテルや、

今時の高級ホテルの役目となり、また、

存在意義そのものともなってます。

歴史を大事にするなんてことは、

今時の客にとっては、

自分の過去がかえりみられることにもなり、

苦痛でしかありません。

ただ、自分は立派にやってきたという、

傍から見れば勘違いもいいとこな

OBやOGらだけが、

歴史を大事にすると言うホテルや

旅館を好むだけです。

そういう嫌な奴らが泊まってるんですから、

ほかの客は、ますます、行きたくなくなる。

それはホテルに限らずとも、

会社やご近所の茶飯事でしょう。

 

そんな今時の社会、いや、世界のなかで、

客の言うこと聞いていたら、

こっちが何をしようとしてたか

分からなくなってしまう。

客の言うことを階段の一段一段として

なんていうのはもうダメで。

だからかえって、

我が道を行くというか、

改善する気なんか全然ない

呑気なホテルが、

手堅く経営続けてたりして。

舞台や読み物に出てくる、

中世ヨーロッパの田舎みたいに

なりましたなぁ……

これはダメだろっていうホテルにも、

あ、コレいいなってのが、

最低1つはあるわけですけども。

その1つは、振り返ってみれば、

意図せず思わず我が道を行っている、

改善する気のない、

気づいてないのか、必要ないのか、

どっちもありですけれども。

そういうところに、

あ、コレいいな、と(笑

たぶん、先代からそのままの、

あるいは、設計上の仕来たりみたいな、

今時の経営者が、たまたま、

手をつけなかった部分なんでしょうな。

 

どんなホテルにもそれはあり、

そしてそれは今、

「風前のともしび」状態だと。

それを感じた、2022年でありました。


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たまにはビジホ……は、もういいなぁ。

2023年01月28日 | 道央のホテル

仕事で利用することはあっても、

休みに利用することはもう、

ないと思います。

ビジネスホテル。

また行きたいと思うところも、

ずいぶん前に、

なくなってしまいましたし。

「ホテルさっぽろ弥生」を、

ご記憶でしょうか。

 

北海道キヨスク、札幌の「極楽湯」2店とホテル閉館へ

 

ホテルロイトン札幌の裏手に、

スーパー銭湯と立体駐車場と、

食堂とビジネスホテルとが、

一堂に会した商業施設がありました。

ホテルは、最上位の部屋でも、

1泊4900円からで、

しかも入浴料セットで入り放題。

しかも駐車場24時間無料つきと、

まさに、こんなんでいいんだよ(はあと

というのを絵に描いたような、

夜勤明けにはメッッッチャ嬉しい、

このビジホもう何度も使った、な、

場所だったんですが。

あの要らない北海道新幹線で

前後不覚に陥ったJR北海道が、

4プラともども、

あっという間に閉館を決めて、

あっという間に解体した。

早かったわぁ……

まあ、

この星でソコをつついても、

どうにもなりませんけど。

部屋はもちろん、昭和な感じなんですが、

ちゃんと清掃されてました。

いつ行っても、

夕方からは駐車場いっぱいで、

とりあえず車入れてから、

何するか考える状態。

手拭いひとつで湯を使いに来る

周辺住民の憩いの場でもありました。

 

今回、泊まったビジホは、

部屋の広さだとか、

ベットの具合だとかが、

同じ感じで。お値段は三倍ですけど(笑

ふと、思い出した次第です。

元からこの名前ではなく、

先のホテルを改名したようで。

造りもそのままなのかな?

ただ、ベットは、

どこのホテルもやってるように、

シングルの部屋へ2台詰め込んである。

ベッド増やすだけで

ツインの料金にできるんだから。

金の卵世代が、唯一やれることだな。

エレベーター・ホールは、

なかなか洒落ている。

取って付けた感がないのはいいね。

札幌のホテルのデフォではないけど(笑

フロントから客室の対応まで、

少人数(2人?)でまわすのも、

もはやビジホの日常風景です。

 

例えるなら、

土地の境界ギリギリまで

建物を建てるのがビジホ。

平屋かせいぜい二階家で、

土地に余裕を持たせるのがホテル。

境界に高い高い塀を建てて、

地面のものを何もかも引っこ抜いて、

塀の内壁から地面から、

何から何まで人工物にして安心するのが

リゾートホテル。

もっとも自然の中にありそうな

リゾートホテルが、

実は一番、不自然でなければならんのは、

人類の切なる願いです。

 

だから、このビジネスホテルも、

良くできているんでしょうなぁ……

 

 


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