というわけで……私がこれから作ろうとしている作品を説明しましょう。
これはもう遠大な計画です。
デジタルコミックのシリーズで、巨大ヒロイン物になります。
すでに企画の構想は、ずっと以前からありました。
しかし企画したまま、机の中でずっと眠らせていた……それを最近、部屋を整理していたら出てきて、思わず読み返して、これは自分の生きているうちにやらなきゃと思い立ちました。
モロに言ってしまうと、ウルトラマンの女の子版です(笑)。
なぜ「(笑)」を付けたかというと、煩悩のカタマリみたいな作品だと言えるからでしょう。
嬉し恥ずかし、あんなことやこんなことを……それを「大真面目に作ってしまおうと言うのか!?」と、魂の雄叫びが高らかに胸に去来してしまう作品ジャンルだからでありましょう!
……いや、私は何を書いてるのでしょう? さっぱりわかりませんね……ハハ。
とにかく、今まで虐げられてきたとでも言えるマイナーなジャンルとして、特撮ヒロインものとして棲息してきた作品。それをなぜ今なのかというと、先日公開された『ゴジラ』といい、『進撃の巨人』のヒットといい……巨大ものが来ているなぁということで、うずいてきたからになるでしょう。
今までの既成概念を打ち破りたい。そのパワーをヒト(生物)の巨大化に、時代は求め出している――なぁんていう最もらしいことに加えて、恥ずかしいほどのエロティックなワードを入れられそうな素材だということが、さらなる創作意欲をそそられているからに他なりません!
そう、巨女ですよ! 巨女!!! 時代は巨女なのです!(巨人軍ではありません! 巨人女なのであります!)
フェデリコ・フェリーニだって、大女が好きだったというではないか!
そうだ、そのとおりだ!
いざ! 巨人女リビドー万歳っ!!
閑話休題……。
……すぐに話が脱線するところが私の悪い癖なのですが……しかし、このジャンルでエロな香りとともに、今まで見てきた自分の好きな作品のエッセンスを取り込んでコンプリートできるのは、この作品ならではだとも思い、制作へのモチベーションとしたいと思っています!
以上、この企画への熱い想いでした!
しかし疑問なのは『このタイプの作品を喜んでくださる人たちは、まだこの時代に無事に棲息しておられるのだろうか?』ということ。
いや……たとえ少数でも、巨人女のストーリーを楽しんでくださる方が存在していることを望むばかりであります。