春の風に乗って、届いた幸せな報せ……。
とっても素敵な作品が仕上がりました!
なんと!
デジコミ『UltimaGoddess~巨人娘~』が、もうプレ漫画スタイルとして、桜満開のこの季節に颯爽と登場したのです!
桜花春風 -ULTRA MEGAMI-
こちらは、ピクシブでお声をかけてくださったvsr_10さんという方が、Poserという3Dソフトで使用できるバージョンとして作ってくださった『ウルトラメガミ』への応援作品です。
いや~、感動ですわ。
この時期にふさわしい、桜を背景に取り入れた華やかな雰囲気の中、ウルトラメガミ(ハルナ・ゴッテス)がひときわ可愛く輝いているではありませんか。
タイトルをクリックしてページを飛ぶと、他の画像も見られますよ。
そこでは漫画スタイルとして、怪獣と戦うウルトラメガミの姿も収録されてあるのです。
ぜひ、ご覧ください。
(青色のタイトルのところをクリックしてくだされば、その作品ページに行けます)
こうして作品世界が広がっていく可能性を目の当たりにして、もうびっくりです。
やはりインターネットというメディアは面白いですね。
ひとつの作品世界が、誰かに取り上げてもらえた瞬間に、思わぬ拡散力をもって発展を遂げるのですから。
それはジョージ・ルーカス監督が『スターウォーズ』でめざした、おもちゃ箱のような制作環境(作り手が味わう感覚?)に近いものがありますね。
私にとっても、今後の制作に弾みがつく出来事でありました。
もちろん、それだけ元ネタである「ウルトラマン」の求心力がすごいのですが……しかし、そこから派生した〝ウルトラヒロイン〟というファンが独自に育てていっているジャンルのパワーもなかなかのものなのですね。
女の子だから戦い方も、男性版ヒーローとは異なります。
けなげさもあり、大胆さもあり、そして華麗さがある……。
女子プロレスに近い魅力と言ったらいいのでしょうか。戦っている姿に、何かを背負ってる感が見えてくるから魅力的なんですね。
それは見ている側の想像力をとても駆り立ててくれます。
例えば、強さの裏には悲しみがあったり、本当は戦いたくないのに戦わざるを得ないとか、戦っている最中の苦しんでいる表情は、まるで泣いているようにも見えてしまうとか……そうした命を燃やして戦っている瞬間が、美しく、儚く、可愛く、悲しくと、様々な人間ドラマの一面を垣間見せてくれるような、複雑さが隠れているように感じられるからなんですね。
この要素をファンタジーの世界に持ち込み、怪獣という、これまた想像力が豊かなキャラクターと対戦させる作品に転化させるのですから、それはそれはいろんな要素が取り込める世界観を築けることでしょう。
私もこのジャンルに魅せられたひとりですし、小説とコミックというふたつのメディアをメインに(動画はコミックの予告編としてプロモ用に作ります)、この世界観をさらにさらに育てていこうと思っています。
どうぞ、今後ともよろしくお願いいたします。
さて。
急に話は変わりますが……。
日本で制作されるゴジラに、エヴァンゲリオンの庵野監督が脚本・総監督として参加されることに決まったそうで!
当初はエイプリルフールかと思われたニュースでしたが、どうやら本当のようです。
もちろんこれには賛否両論あるでしょうけど、私は大賛成!
理由は、歴史的に残る作品になるのは間違いないから、です。
こんなチャンスは二度とないかもしれないのですから作れるときに作ってしまうべき。
そう強く思います。
また話題性、映画の興行的にも期待できます。
正直、ハリウッド版ゴジラが公開されて、世界中で記録的なヒットなのに……肝心な日本での反応が少し冷めていたのが気になっていました。
そんな中、第2作目が米国側では早々と決まり、まるでそれに影響されたかのように日本も久しぶりにゴジラを復活させるという……なんとなく、それが後手になってるような印象を持ったので、今回の庵野監督の起用は、まさに「こっちもアメリカさんが驚くものを見せてやるぞ!」という反撃ののろしを上げたような嬉しさを感じました。
アニメと特撮の両輪によって、アメリカ人が発想しない方向から切り込んでいけるんじゃないかと、早くも期待です。
この感覚は、あれですね。
日米対決。
胸が躍る展開。
それに似ています。
あえて例えるなら、ワールドベースボールクラッシックで……バッターボックスに、それまで不調だったイチロー選手を送ったような、緊張と期待の感覚。
それは、エヴァンゲリオンの劇場版を作ったあと、精神的に不調になられたという庵野監督と、打撃不調のイチロー選手がイメージ的に重なったような感覚です。
ぜひ、反撃の一打をよろしくお願いします!
ゴジラが、きっと庵野監督に力を貸してくれますよ!
【PS】
山さん、先日の日記に励みになるコメントをくださりありがとうございます。
そうですね、山さんの書かれてあるとおりです。
私は少し神経質になっていたようです。
……幼女虐待のシーンに見えてしまうんじゃないかって。
しかし、これは創作なのですから、自らいきなり自由度を奪ってしまうのはいけませんね。
昔から心配性だったので、すぐ自分の考えを縛ってしまうところがありました。
反省したいと思います。
一応、それに対する回避案も出来たことですし、伸び伸びと描いていこうと思います。
しかも、このたびvsr_10さんがステキな応援作品を公開してくださったので、この方向で間違いないと確信もしました。
現在、3Dスカルプト(ZBrush)の勉強で足踏み状態が続いておりますが、それの行程を抜けたら、また制作に戻りますので、ぜひぜひ見守ってやってくださいまし。
今後ともよろしくお願いいたします。
あ、それと……小説版の無料キャンペーンをご利用できなかったそうで。
期間が短くて、すみませんでした。
最終巻が出る頃(今月末~ゴールデンウィーク)に、また新刊の発売に合わせて、前巻の無料キャンペーンをさせていただく予定ですので、よろしかったら、その機会にまたご利用いただけたら幸いです。
よろしくお願いします。