巨大ヒロイン・コミック計画

3DCGを使ってデジタルコミックの電子書籍化をめざすブログ

好きな方から漫画の感想メッセージをいただけました!

2018年08月23日 00時06分47秒 | 創作雑談


昨日、とあるサービスで数年前にお世話になっていた方からSNSのメッセージをいただきました。

なんと、その方は私の漫画「ウルティマ・ゴッテス」の第1話を読んでくださり、その感想を私のもとに送ってくださったのです!

もともと漫画が好きな方でしたけど、たぶん好きなジャンルが違う(私の手がける巨大ヒロイン物には興味ないだろう)からと勝手に判断して、お知らせするのは遠慮していたんです。それが、なんと……わざわざ読んでくださっていたのです。
驚くと同時に、涙が出そうなほど感謝しました。
人の優しさに触れた瞬間でした。
その方は、数年前に私の担当から外れられていて、もう会うことも話すこともないんだろうなと寂しく思っていました。
しかも好きな方だったからお別れはとても辛かったです。……けど、人生には出会いと別れが繰り返し訪れるものだし、前を向くしかないと思っていました。

そんな方から、予想もしなかったメッセージ。しかも誉めてくださってる。お世辞でも嬉しい!

その漫画の感想は、女性ならではの視点でした。

「女の子の子宮に(タマゴを)入れるなんてショッキングな展開でしたよ」
「お母さんが痩せてて綺麗で、見てて嬉しくなりました」
「お父さんもイケメンですね。双子はきっとお父さん似なんでしょう」
「持ち味を出せていますね。尊敬します」

と、感想をいくつか拾ってみましたが……そ、そそそそ、尊敬しますと、なにげに書かれてあって、私は飛び上がらんばかりに喜びました!
ありがとうございます!
嬉しいです!

返信をすぐ書きましたが、私のほうが興奮しすぎて、文面は関係のないオススメの映画作品の紹介ばっかり書きつらねていました。何を書いているんだか……かなり混乱していたようです(苦笑)。


私からの返信の内容はともかくとして、こうして連絡をいただけたことは何よりの幸せ。
昨日はそれで興奮しっぱなしでしたが、1日過ぎて落ちついてみると、漫画を作ることのモチベーションはこういうことなんだろうなって気づきました。


――好きな人に読んでもらうために作る!


これだと思います!

今まで私は「自分のために作る」と、やせ我慢して述べていましたが……やはりそれだとモチベーションが下がっていきやすいんですね。

漫画の第1話を完成させたあと、第2話をすぐに作ろうとしたのに、だんだん情熱が枯れてきてしまった……。
どうして、そうなってしまったのか……?
それは漫画の第1話を完成させたあとに、作者の私が精神的に満たされる出来事が少なかったからだと思います。

精神的に満たされて、エネルギーを充電させる……それって、難しいことだけど、でも創作を続けるためには必要なことなんですね。

エネルギー充電を自分でやってコントロールできれば、それはプロのワザとなるのでしょう。
自己管理が出来ているってことでしょうから。

私はまだまだそんな境地ではありませんが、感想メッセージを送っていただけた方に感謝しつつ、この喜びを今回は次なるエピソードのエネルギーへと変換していって頑張りたく思います。

おかげで、すでに私の中でちょっとずつ変換できていっているようです。
力が少し湧いてきました。
ありがとうぅぅぅーっ!
好きですっ!

……と、ご本人がこのブログを読んでいないだろうと確信しているので、ここで好き勝手に書いちゃいました。あはは。

どうもすみません。
失礼しました。


8月21日(火)のつぶやき

2018年08月22日 05時51分51秒 | 創作雑談

特撮ヒロインのAV制作環境がうらやましい!?

2018年08月21日 14時08分18秒 | 創作雑談


久しぶりに今日は夏に舞い戻り、酷暑な日になりそうですね。
皆さん、体調にお気をつけください。


さて……。

私の3D作業は、本当に最近はのんびり……。
チョコチョコとやっては、休憩の繰り返しです。



顔のシェーディングテスト。






顔の表情を動かすために、実験的に独自色を出してみた顔のリグ。



こんなような作業をチョコチョコと進めていました。



そんな作業の途中に……ふと、唐突に昔の知人のことを思い出しまして。


(今どうしてるのかなぁと……)


ちょっと気になり始めたら、止まらない。
人間って不思議なものです。
いったん知りたくなると、どうしても知らないといけないような使命感(?)に迫られるんですね。

検索してもヒットしないだろうなぁと思いつつもダメ元で、その人の名前を入力して検索してみたら……なんと、ヒットしました。


特撮ヒロインのAVに出てたのです!!!


思わず仰け反り、本人かどうかちゃんと確認しようと、さらに画像をあさりまして……そこから、GIGA(ギガ)という特撮ヒロイン専門のAVメーカーのホームページに行き着きました。

――な、なんですか、ここは!?(笑)

いや、今までツイッターのTLとかでそれらしい画像が流れてきて、存在そのものは知っていたんですが、その本丸というか、本拠地にたどり着いたのはこれが初めてでした。

そのホームページ上には、著作権ギリギリのスーパーヒロインたちのAV作品がずらりと並んでいたのです!
しかも「パチもん」「海賊版」などと呼ぶのは失礼なほど、ちゃんと作ってあるのです!
驚きました!

どれも気合い入れて作ってあって、本物と肩を並べそうな勢いというか……いや、本物に追いつこうとして頑張ってる様子がヒシヒシと伝わってくる! そんなホームページなのでした。

すごいですねー、こんな世界があったなんて……。

ありとあらゆる、いろんな種類の特撮ヒロインが作られてありました。
私はそれらメイキング画像や作品スチールを数年前のものまで遡って眺め、時間を忘れて堪能してしまいましたよ。

眺めていて感じたのは、たかがAVとバカにせず、手間暇かけて作っている姿勢に好感が持てたことでした。
作ってる側も演じてる側も、実に楽しそうです。

昔は、日活ロマンポルノで新人監督たちが「エロを入れれば客が入る、あとは自分たちの好きな事をやっていい」とばかりに、映画監督としての才能を開花させた時期がありました。
そのあとは美少女ゲームの世界でも同じことが起こりました。
「エロシーンさえ入れておけば、あとは自分のやりたかったストーリーを書ける」と、若手のゲームシナリオライターたちが小説家としての才能を開花させていったのですね……。

それが今度は、特撮ヒロインの世界で起きているのかと思わせました。
だって、GIGAの作品紹介を見ていると、AVなのにストーリーや特撮シーンのほうが、あきらかに比重として多そうな雰囲気なんですもの(笑)。
特撮や怪獣や等身大アクションやら、本家の番組には勝てないとしても、たとえ少しチープでも好きな事をやる――いや、笑いたかったら笑ってくれ。オレたちは、私たちは、これが好きで心底やりたかったんだ! そんな魂の響きが聞こえてきそうです。


(世の中、開き直りが大事なのですね……)


その開き直りを受け入れることでスタッフや監督も楽しそうだし、また出演しているAV女優もノリノリに乗っています。たぶんセーラームーンやプリキュアで育った世代の女優だから、憧れのヒロインになれた、衣装を着られて嬉しい、サスペンスあふれるストーリーで芝居していて楽しいという、そんな彼女たちの声が聞こえてきそう……。
もちろん、私の昔の顔馴染みの人も、その数々の画像の中で活き活きとしていました。どの人かは、ここでは伏せますが……。


そして……それらの雰囲気を見ていて、私は急にうらやましくなっちゃいました。
楽しそうな環境を手にできて、うらやましいなと素直に思ったのです。

制作ブログを読むと、毎月毎月新作を作っていて、ネタが止まらないって感じ……。
(この活発な雰囲気ですね、私が特にうらやましかったのは……)

私は病気でそんなことにチャレンジできないし、1本の作品を完成させるのに何年もかかっている……漫画版「ウルティマ・ゴッテス」の第1話を完成させたあと、何年もかかって「たった、これだけしか出来ないの!?」と、初めて現実(自分の限界)に気づいて呆然としてしまいました。

越えられない壁と言いますか、私もGIGAさんの制作環境のようにバンバン作品の物語を進めて、女優さん男優さんに演じてもらってドラマを完成させ、エロも入れておいて売り上げを確保する、なんていう……そういうことが出来ない不器用さ、開き直れないプライドの高さ、自分でそんなことをやれる方法論も見つけられない未熟さ……様々なことに、徐々にあせりを感じ始めているのです。

現在の私が、漫画版の第2話の作業に意欲的でなくなっている理由は、そんな長期に及ぶ制作体勢への不満、それは作品完成の達成感を頻繁に味わえないお預け感……こんなところにありそうな感じがします。
その不満を抱えて悶々としていたところに、GIGAさんの制作環境を見て、私が抱える不満を解消している様子に刺激を受け、うらやましくなっちゃったんでしょう。

向こうはたくさん作品を作っていて、一方の私は第1話の作品内でまだヒロインを変身させてもいない……。
その差を見つめて、自分で自分が許せなくなっちゃったんでしょう……。そんなこと今さら思っても、どうしようもないというのに……人間って、複雑で困った生き物ですね。
今さら、そんなことで悩み出すなんて……。

果たして自分なりの突破口は、見つけられるのでしょうか……?


GIGAさんの楽しそうな制作現場の写真を眺めながら、私の迷走はまだしばらく続きそうな予感がします。



ではではまた!



8月19日(日)のつぶやき

2018年08月20日 05時51分28秒 | 創作雑談

ヤル気を復活させるために、のんびり過ごす日々

2018年08月19日 18時16分38秒 | 創作雑談

たまには、作業以外のことも書いてみようと思います。

気分転換に小説を書き始めました。……と言っても、漫画版「ウルティマ・ゴッテス」の第1話をノベライズにし始めただけですが。

ふと、書いてみたくなったのです。

何しろストーリーもキャラもすべて出来ているので、アウトプットしやすいですから。
そんな単純な理由で書き始めたのですが、しかし……これがやってみると、なかなか楽しいではありませんか。

シーンごとにキャラの心情を書くことが出来て楽しめるのです。



以下は、約30分ほどで書いた冒頭部分です。


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 暑い夏の日、少年はひとり山を登る。年の頃は5つくらい。地毛の茶髪に女の子のような顔立ち。どこからどう見ても甘えん坊さんに見えて、いつも泣いてそうな雰囲気のする子供だ。
 そんな気弱そうな彼が、鬱蒼とした草をかきわけながら山の頂上をめざして進む。
 迷子になったわけではない。
 姉を探しているのだ。姉はこの山の頂上あたりにあるというミステリーサークルを観に行くと言って、ひとりで出かけてしまった。
 ミステリーサークルのことは、UFO図鑑に載っていたから知っている。UFOが地球上に着陸するときに出来るという薄鉢状の窪みのことだ。
 そんな怖いところへ何しに行ったのかといえば、すべてあの黒い毛のノラ猫が悪い。姉が「フィゾ」と名付けたあの黒猫が、変なことばかり姉に教えたからだ。その日から姉は言うことがおかしくなった。まるで宇宙のことを何もかも自分は知っているかのような傲慢なことを言いだす。
 あきらかに変だ。
 姉は何者かに操られているんだ。何者かって? 決まってる。人間の言葉を話す、あの黒猫のフィゾだ。フィゾは地球侵略をたくらむ宇宙人が化けた姿で、姉はその手先として言いなりにされてしまっている。
 ――だから助けに行かないと!
 少し急になった山の坂を、あわてて登ろうとした。
 そのとたん、ずにゅっと足場が崩れて転んでしまう。
「あうっ!」
 少年は声をあげて、突っ伏せた。
「ううっ……」
 どうやら地面で額を打ったらしい。痛みをこらえているかのように、しばらくうつ伏せに倒れたまま動かなくなった。

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漫画版では表面に出てこなかった部分というか、見えていなかったことを書けるので、これはこれでいいですね。
ノベライズ版を書きながら、一方で3Dの作業を10分ほどやって、その日の作業はそれで終わりにする。みたいな。
そんな軽めの作業で過ごすのも悪くないですね。

もちろん制作日誌のネタとして書けるほど作業は進みませんが……しかし、こうしたリハビリ的な作業を少しずつ、休みを適度に入れながら繰り返していけば、そのうち本調子に戻ってくるのではないかと思います。



……で。
休憩時間が増えたぶん、私は映画を観ています。


最近観たのは、「仁義なき戦い」シリーズ。


アニメ「ポプテピピック」でパロディ化されたときから気になっていて、一度ちゃんと観たいと思っていました。

さらに「この世界の片隅に」と同じ広島の呉が舞台ということで借りて観てみましたら、面白くて……すっかりハマりました。

広島の呉の方言が「この世界の片隅に」と一緒すぎて(当たり前ですが)、聞きおぼえのある言い回しがバンバンやりとりされてて、聞いてるだけで楽しくなってしまいました。

また「ポプテピピック」のパロディ回で出てきた台詞も当然ながら劇中に交わされて、「おおっ!」と、仰け反り! パロディとして使われたその台詞のオリジナルでのシチュエーションと意味がわかって、これまたより楽しめました。


さて……。
映画の内容は、下克上の中、メンツにこだわるあまり……小さな衝突が大きな争いに発展していく恐ろしさが描かれていて、これは極道の世界だけの話とは言えないなぁと現実世界を顧みて怖くなってくる内容でした。

また極道がどんな悪事をして金を稼いでいるのかというところがあまり描かれてないせいもあって、極道が悪い人に見えなくなる(!?)という妙なマジックも働いて、かなり感情移入しやすくなります。
そして抗争で重要人物が殺されるたびにショッキングな静止画となり、「○○組○○、死亡!」とか字幕が重なり、なんというか……そのとき幕末モノの「尊王志士の○○が、ついに討たれた!」というような場面にも見えなくない作りになっていまして、そういう風に想像しながら観ると、余計に面白く観られるのが不思議な魅力なのであります。

というわけで、完結編の前まで鑑賞は進んできています。



ところで広島の呉といえば、テレビドラマの「この世界の片隅に」も快調ですね。
この番組は美術が素晴らしいです。
すずさんの家は、なんと大正時代に作られた民家を呉から生田スタジオのオープンセットへとそのまんま移設して、すずさんの家のデザインに作り直したというこだわりぶり!
すごいお金かかっています。
撮影が終わったら、原作者のこうのさんが呉市に寄贈したという観光用の土地に、すずさんの家のセットをまた移して永久保存したらどうかと思うほどです。
そのくらい出来映えの良いセットで、テレビドラマの画面にそれが現われています。

また出演陣では白木リンさんの色っぽさと、晴美ちゃんの可愛らしさは絶品です。
リンさんの儚く寂しげな笑顔、演者のうまさが滲み出ています。
晴美ちゃんは子役ながら頑張っています。
第4話の長男の久夫といい、第1話のすずと周作の幼少期といい、「この世界の片隅に」は子役の使い方がうまいですねぇ。

そしてすずさんは最初、のんさんが演じればいいのにと私は思っていたのですが……しかし、いざ放送が始まってみると、松本穂香さんの好演ぶりが光り、素直に受け入れられるようになっていきました。
一方の周作は、すずさんにキスしようと迫るところがエロイです(笑)。これだけで番組の魅力をさらに上へ押し上げていますね(爆)。

そんな「この世界の片隅に」は、今夜も見逃せません。


いや、たとえ見逃しても最近は、見逃し配信用の動画配信サイト「ティーバー(TVer)」がありますから心強いです。


そのティーバーで、たまたま再生してみて面白いと思ったのがあります。

それは「ヒモメン」というラブコメでした。
初回はカット割りなどの演出でテンポ良く面白さをアピールしていたのですが、徐々に役者たちがノッてきて、逃げ恥のような面白さにパワーアップしつつあります。
とくにイケメン医師だったはずの池目先生が、そのプライドの高さゆえにどんどん壊れだしてきているのは注目です。
全編コミカルで面白いです。
漫画の実写化で、良い例と言えるのではないでしょうか。


ティーバーって、こうしたドラマの発見があるので良いですね。

放送日より約一週間だけ無料配信ですし、面倒な会員登録もいりません。
オススメです。



◆民放公式テレビポータル「ティーバー(TVer)」見逃し配信サイト
https://tver.jp/


◆テレビドラマ「この世界の片隅に」公式サイト
http://www.tbs.co.jp/konoseka_tbs/


◆テレビドラマ「ヒモメン」公式サイト
http://www.tv-asahi.co.jp/himomen/