NHKの大河ドラマで「花燃ゆ」に星野長太郎とその弟、新井領一郎が出てくる(10/18放送)が、新井領一郎のことを詳しく書いている本がある。
あらすじ -->> ここ
新井領一郎の孫に春子(ハル)がいるんだが、春子は駐日大使であったライシャワー大使の夫人であり、「絹と武士」という本を書いています。
新井領一郎はハルの祖父であり、松方正義と新井領一郎の伝記です。
概要を書くのは面倒なので、絹の帯の記述をみてください。
星野長一郎と新井領一郎の関係は家系図でみるとわかりやすい。
絹と武士より引用
新井領一郎と星野長太郎は兄弟なんだが領一郎は新井家の養子となり姓が変わったわけです。
領一郎は1876年に20才で渡米し生糸の輸出を始め生糸産業に貢献した人でです。
星野長太郎の孫は星野愷(やすし)といって、このひとは東京工業大学名誉教授で電気工学の権威であり「磁気テープの生みの親」として有名な人です。
なお、星野はアマチュア無線もやっていたようです。
アマチュア無線のあゆみによると。
JARL創立にかかわった盟員「1YH 星野愷」と載っています。アマチュア無線連盟の創設者メンバでもあるようだ。
絹と武士には富岡製糸場関係のことはあまり書かれてないが、星野の祖父は町田菊次郎といって高山長五郎とともに世界遺産の高山社の設立メンバ。
高山社関連人物 -->> ここ
ハルの叔父の松方幸次郎は松方コレクションで有名なひとで、現在の国立西洋美術館の大半の収蔵品を持っていた人。
松方幸次郎のコレクションは第一次大戦から集めたものであるが第二次大戦中にはフランスにあり、戦後日本への返還には苦労があった。
この経緯もこの本にはいろいろ書かれています。
絹と武士(原題は、Samurai and Silk)は1987年発行で、もう内容もあまり覚えていないのでまた読み返してみるかな。
じつは花燃ゆは毎週見ていないので、10/18放送の星野長五郎と新井領一郎のテレビは見ていなかったが明日の10/24の1305からNHK総合で再放送があるようなので見てみよう。ランキング
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