『ウォルト・ディズニーの約束』
原題: Saving Mr. Banks 直訳:『バンクス氏の救済』)
は、ジョン・リー・ハンコック監督による2013年の
アメリカ合衆国・イギリス・オーストラリアの伝記・
ドラマ映画である。
1964年のディズニー映画
『メリー・ポピンズ』の製作背景を描いており、
エマ・トンプソン、トム・ハンクス、
ポール・ジアマッティ、ジェイソン・シュワルツマン、
ブラッドリー・ウィットフォード、
コリン・ファレルが出演した。
ーWikipediaよりー
私が今、この映画をテーマに取り上げたのは、
社会全体に蔓延していた
武漢コロナによる閉塞感から。
ようやく脱却しつつある現在でも
二次感染爆発への警戒感と、戸惑いと、
未だに届いていない国からの救済策に
不満を燻らせ、
ハッキリした展望が示されない現状。
一月後の希望が不透明の中、
規制が徐々に緩和されても
個人単位の戦いは
これからも果てしなく続くのだ。
今日のテレビで
甲子園をふいにした球児の涙をみた。
職を失った人、
業績回復の展望が見いだせない人、
感染防止に必死で戦う職場の担当者たち。
次第にたまるストレスと焦燥感。
そこに降って湧いた
黒川検事長の定年延長問題。
社会の声が珍しく大きなうねりを見せた。
検察という組織は
国家組織に於ける
最後の正義の砦として
戦うべき部署なハズ。
しかし
この国の正義はどこにある?
ー大阪地検特捜部主任検事証拠改ざん事件ー
2010年(平成22年)9月21日に、
大阪地方検察庁特別捜査部所属で、
障害者郵便制度悪用事件担当主任検事
であった前田恒彦が、
証拠物件のフロッピーディスクを改竄したとして
証拠隠滅の容疑で、
同年10月1日には、
当時の上司であった
大阪地検元特捜部長・大坪弘道及び
元副部長・佐賀元明が、
主任検事の前田による故意の証拠の改竄を知りながら、
これを隠したとして犯人隠避の容疑で、
それぞれ逮捕された事件である。
現職の検事で、
しかも特捜部の元部長・元副部長・元主任検事が、
当時担当事件の職務執行に関連して逮捕されるという、
極めて異例の事態となり、
検察庁のトップである
検事総長・大林宏の辞職の引き金となった。
ーこれもWikipediaよりー
この事件以降、
東京・大阪・名古屋にある
地検特捜部はなりを顰め
息をひそめている。
政権の不正を正す組織が死体(しにたい)となり、
野党が国会審議の場で
相変わらずの審議妨害に疑惑を利用する。
そのおかげで
私たちが緊急に欲する対策が御座なりとなり、
国民はただ我慢だけを強要される。
自粛警察
その歪な正義感や、
感染対策が不十分に見える者に対する嫌悪、
そして感染者に対する差別。
陰険な「悪い癖」が
浸透しているように思える。
私たちは夢を持ってはいけないのか?
私たちの眼の前に希望はあるのか?
私は政治に問いたい。
為政者が今国民に何をすべきか?
不正や失敗を取り繕う事ではないでしょ?
揚げ足を取り合う事ではないでしょ?
国民が今欲しいのは
確かな約束。
何故今日のブログの冒頭に
「ウォルト・ディズニーの約束」を選んだのか?
この映画のテーマは
父の子に対する約束、
夢を実現させる意思と努力の大切さ。
そして誰もが持つ大事な宝物。
今こそ、それらを実現できる社会の復活を
約束してほしいのだ。
心が折れそうな現状、
個人単位では抗いきれない
不可抗力な問題と戦う人たちに
手を差し伸べてほしい。
いつ再開されるのか分からない
ディズニーランドなどの
夢を提供する場所の開園も含めて。