uparupapapa 日記

今の日本の政治が嫌いです。
だからblogで訴えます。


『ウォルト・ディズニーの約束 』~今私たちに必要なものは~

2020-05-24 13:43:41 | 日記



『ウォルト・ディズニーの約束』
原題: Saving Mr. Banks 直訳:『バンクス氏の救済』)
は、ジョン・リー・ハンコック監督による2013年の
アメリカ合衆国・イギリス・オーストラリアの伝記・
ドラマ映画である。
1964年のディズニー映画
『メリー・ポピンズ』の製作背景を描いており、
エマ・トンプソン、トム・ハンクス、
ポール・ジアマッティ、ジェイソン・シュワルツマン、
ブラッドリー・ウィットフォード、
コリン・ファレルが出演した。

   ーWikipediaよりー



私が今、この映画をテーマに取り上げたのは、
社会全体に蔓延していた
武漢コロナによる閉塞感から。

ようやく脱却しつつある現在でも
二次感染爆発への警戒感と、戸惑いと、
未だに届いていない国からの救済策に
不満を燻らせ、
ハッキリした展望が示されない現状。

一月後の希望が不透明の中、
規制が徐々に緩和されても
個人単位の戦いは
これからも果てしなく続くのだ。



今日のテレビで
甲子園をふいにした球児の涙をみた。


職を失った人、
業績回復の展望が見いだせない人、
感染防止に必死で戦う職場の担当者たち。


次第にたまるストレスと焦燥感。


そこに降って湧いた
黒川検事長の定年延長問題。

社会の声が珍しく大きなうねりを見せた。

検察という組織は
国家組織に於ける
最後の正義の砦として
戦うべき部署なハズ。


しかし

この国の正義はどこにある?




ー大阪地検特捜部主任検事証拠改ざん事件ー


2010年(平成22年)9月21日に、
大阪地方検察庁特別捜査部所属で、
障害者郵便制度悪用事件担当主任検事
であった前田恒彦が、
証拠物件のフロッピーディスクを改竄したとして
証拠隠滅の容疑で、
同年10月1日には、
当時の上司であった
大阪地検元特捜部長・大坪弘道及び
元副部長・佐賀元明が、
主任検事の前田による故意の証拠の改竄を知りながら、
これを隠したとして犯人隠避の容疑で、
それぞれ逮捕された事件である。
現職の検事で、
しかも特捜部の元部長・元副部長・元主任検事が、
当時担当事件の職務執行に関連して逮捕されるという、
極めて異例の事態となり、
検察庁のトップである
検事総長・大林宏の辞職の引き金となった。


 ーこれもWikipediaよりー



この事件以降、
東京・大阪・名古屋にある
地検特捜部はなりを顰め
息をひそめている。

政権の不正を正す組織が死体(しにたい)となり、
野党が国会審議の場で
相変わらずの審議妨害に疑惑を利用する。

そのおかげで
私たちが緊急に欲する対策が御座なりとなり、
国民はただ我慢だけを強要される。


自粛警察


その歪な正義感や、
感染対策が不十分に見える者に対する嫌悪、
そして感染者に対する差別。

陰険な「悪い癖」が
浸透しているように思える。




私たちは夢を持ってはいけないのか?
私たちの眼の前に希望はあるのか?



私は政治に問いたい。


為政者が今国民に何をすべきか?

不正や失敗を取り繕う事ではないでしょ?
揚げ足を取り合う事ではないでしょ?


国民が今欲しいのは
確かな約束。



何故今日のブログの冒頭に
「ウォルト・ディズニーの約束」を選んだのか?

この映画のテーマは
父の子に対する約束、
夢を実現させる意思と努力の大切さ。

そして誰もが持つ大事な宝物。


今こそ、それらを実現できる社会の復活を
約束してほしいのだ。

心が折れそうな現状、
個人単位では抗いきれない
不可抗力な問題と戦う人たちに
手を差し伸べてほしい。


いつ再開されるのか分からない
ディズニーランドなどの
夢を提供する場所の開園も含めて。




拝啓ジェームズⅠ世(財務省)様

2020-05-14 08:25:15 | 日記
ジェームズⅠ世とは

イギリステュダー朝エリザベスⅠ世の死後
スコットランド王ジェームズⅥ(6)世が
イングランド王位を継承、ステュアート朝を開き
ジェームズⅠ世を名乗った。(在位1603~25)
王権神授説を信奉し専制政治を敷いた。




ジェームズⅠ世の主張

「国王はまさしく神と呼ばれてよい。
何故ならば国王は地上に於いて神の権力にも似た
権力を行使しているからである。

神は意のままに創造し破壊し、
あるいは形成し廃棄する権力、
生殺与奪の権力、すべてを裁き、
なにものにも責任を負わない権力を持っている。

それと同じような権力を国王は持っているのであり、
国王は臣下を形成し廃棄し、
取捨・生殺の権利をもち
全ての臣下のあらゆる場合の裁き手であり、
しかも神以外のなにものにも責任を負わない。

神は何を成し得るかを論じるのが
無神論であり冒瀆であるように、
国王は何を成し得るかを論じたり、
国王はこういういう事は成し得ないと
言ったりすることは、臣下の僭越であり
国王に対する侮辱である。」

ー1609年、1616年の演説からー



日本の財務省はまさに日本のジェームズⅠ世である。

その権力は内閣総理大臣安倍晋三首相を上回り、
首相が特別給付金を全ての国民に給付するとの発表の直後、
麻生財務大臣が
「給付には自ら手を挙げてもらう。」
との追加発表を行い、
明らかに給付の理念とは決定的に違う条件を付け、
首相の決定を覆してしまった。

それは一体何を意味するのか?

もはやこの国には国家元首である内閣総理大臣でさえ
抗えない強力な権力を持ち、
財務省の意向が、命令が、国民の基本的人権の上に立ち
生存権すら平気で脅かす存在になっていると云う事だ。
(麻生財務大臣の方が安倍首相より上と云っているのではない、
所詮所管大臣も彼ら官僚にとって
表の顔でありお飾りに過ぎない)


今このとき巷では、
経営する会社やお店の営業活動を封じられ、
若しくは職を失い収入の道を絶たれ
武漢コロナ禍が原因で住居を追われ、
借金に苦しみ、返済不能に陥り
自ら命を絶つものも出始めている。


この社会状況の中に於いて
国が差し伸べる支援の手、
一刻も早い給付が一人一人の命を救い、
明日の希望の糧になることの意味を
財務省は理解しないのか?
それとも最初から見殺しにする気なのか?

国民から絞り取った所得税や消費税を私(わたくし)し、
国民に還元する事より
国民の同意を得ず、独断で
国際社会に支援金・協力金をまき散らし
世界中にいい顔をするのにご執心な様子。


しかも誰からも責任を追及されることなく、
ジェームズⅠ世や藤原道長のような
我が世の春を謳歌している。


ここで彼らの失政・悪政の具体例を
コロナ対策で示したい。
ネットの記事からの引用(転載)である。




マイナンバーカードが邪魔・・・一律10万円「電子申請」大失敗


全国すべての人に一律10万円を配る
「特別定額給付金」の個人向け申請書が
5月から郵送される市区町村は多いが、
この申請書がなくても
自宅でオンライン申請が「迅速に」できる。
ただし、それにはマイナンバーカードだけでなく、
カードを読み取るためのマイナンバーカードリーダー
またはスマートフォン、
そしてマイナンバーカードの暗証番号が必要だ。

 しかし、このような端末を持ち、
暗証番号を覚えている人はどれだけいるのか。
実際には暗証番号を忘れた人が役所の窓口に押し寄せて、
長時間の待ち時間に加えて「3密」を生み出し、
大混乱が続いている。このオンライン申請について、
政策の失敗はなかったのか。

 ICT(情報通信技術)政策に詳しい
元衆議院議員の村井宗明氏に、マイナポータルの実情を聞いた。

「今回の給付金は「マイナポータル」への
登録が必要とされています。
マイナンバーカードを持つだけでは足りず、
さらにカードリーダー機もしくは
特定スマホ用のアプリでの登録が必要とされています。
第1段階のカードの取得者は14%でも、
第2段階のマイナポータル登録者は
1年前で1万8500人だけで全人口の0.01%を切っています。
つまり、カードを取得した14%のうち、
ほとんどが登録できていません。
その上、84%は、マイナンバーカードの
所有すらしていない人たちです。
それ以前にスマホやPCを持たないお年寄りもいます。
そもそも、年金受給者に対しては
登録している金融機関の年金の口座に振り込めば済む話です」

■心が折れそうになるアプリ

 年金受給者に限らず、
これまでも子どものいる世帯主には
児童手当なども定期的に振り込まれている。
その仕組みを利用すればよいのではないか。

 総務省はマイナンバーカードの
普及にしか目が向いていないようで、
5月下旬からはマイナンバーカードの
代わりの証明書として使われる
「マイナンバー通知カード」の新規発行が廃止される。
この通知カードも、住所など記載事項を変更してしまうと
マイナンバーカード代わりの証明書として使えなくなる。
マイナンバーカードへのさらなる誘導が行われる予定だ。

 記者はマイナンバーカードを持っていないが、
どこまで手続きを進められるのか、
試しにスマートフォン(アンドロイド)に
「マイナポータルAP」(内閣府番号制度担当室)
のアプリをダウンロードしてみた。

 これは簡単だ。
しかし、アプリを開こうとすると
「NFC機能を有効にしてください」という表示が出た。
知ってはいたが、記者は使ったことがない機能だ。
この設定には暗証番号が必要だとなって、
この段階で早々と挫折し離脱した。

 ちなみにこの内閣府アプリの評価は、
5段階で2.3とかなり低い。最近書き込まれたコメントも
「心が折れそう」
「マイナンバーカードの読み取りがうまくいかず」
「読み取り作業が大変な作業でした」などの苦情が目立つ。

■経産省は迅速化に対応

 一方、経済産業省が所轄の
中小法人・個人事業主向けの「持続化給付金」の申請はどうか。
PCやスマホを持っていれば申し込める。
たとえばスマホからは
「経済産業省 新型コロナ 事業者サポート」の
公式LINEアカウントから申し込める。
ここでは4つの写真を撮ればいい。

(1)2019年分の確定申告書類
(2)売上台帳などの帳簿
(3)口座通帳
(4)顔写真のある身分証明書

 これらをスマホのカメラでの撮影して
LINE の申し込みフォームに進めばいい。
迅速化優先で入り口のハードルが低いといえる。
ちなみにLINEは千葉県市川市と組んで、
マイナンバーいらずの
住民票オンライン申請の仕組みも構築している。

 同じ国の行政機関で
電子インフラの活用にばらつきが生じている。
善かれ悪しかれ民間企業のLINEがダウンロードで
8000万人を超え社会的インフラになりつつあるなか、
総務省が普及できないでいる
マイナンバーカードに固執したことで、
素早い給付を求める人はむしろ困っている。
政府は一刻も早く実情に即した選択肢を用意すべきだろう。

(取材・文=平井康嗣/日刊ゲンダイ)




・・・だそうです。


因みに私も2度目の挑戦で
特別定額給付金のオンライン申請を行いました。

一度目は記事の例の通り
暗証番号を忘れ、数度の失敗から
パスワードロックの憂き目に会い、
市役所に出向き
暗証番号の再設定を済ませ
再挑戦した。
その結果一連の行程はクリアできたが、
「これで申請作業か総て完了です」
とのメッセージは出てこず
あれ?と思ったがネット上では確認できなかった。

仕方ないから市役所の担当部署に
電話で確認しようと思ったが
誰も受話器を取ってくれず。

今日改めて確認電話を入れようと思う。

私の感想。

極めてお粗末!



ううん、残念!!















檄文 ~大塩平八郎の心によせて~

2020-05-07 15:38:15 | 日記
その前に・・・・・。


  
  ー楚辞ー  
        


       ~懐沙~


   石をいだく



陽気盛んな夏のはじめ

草木鬱蒼と茂るとき

痛める胸は永くかなしみ

南土をさしてひた行く



湯王禹王はあまりに遠く
遥か昔で追う由もない


恨みを止め怒りをかえて

憂いに遭うて心をうつさず


願わくば我が志

後の世の法(のり)とならんことを


    屈原


註釈1:屈原(前340~278)は楚の国の宰相)。
    秦の張儀の謀略を見抜き、
    踊らされようとする懐王を必死で諫めたが受け入れられず、
    楚の将来に絶望して入水自殺した。
    春秋戦国時代を代表する詩人としても有名である。
    
   :湯王は殷の初代帝、禹王はその先代夏王朝の初代帝。
   どちらも名君としての伝説の王。




これらの抑制された心情を礎にした、
それでもやむなきを得て強く発した
大塩平八郎の檄文。

今の世に重ね合わせて読んでいただきたい。

「これは、天から下されたものである。
村々の百姓の方々に、これを贈る」(袋上書)
現世の天下の民が困窮しているようでは、
この国は滅びてしまう。
政治を担うには相応しい器ではない
小人どもに国を治めさせておけば、
災害が次々と生じてしまうと、
昔の聖人は、後世の人々に強く言い残している。
徳川家康公も
「善い政治とは、身寄りもない人たちに対して、
もっとも深い哀れみを掛けてあげることだ」と言われた。
ところがどうか?
これまでの240~50年もの間、戦乱はなかった。
しかし、社会の上層部の者たちは、
贅沢の限りを尽くすようになってしまった。
大事な政策を担う役人たちは、
自分たちが支配している民、百姓たちからは、
重い税を取り立てている。
ただでさえ、重い年貢や賦役に苦しんできた多くの人々は、
このような無体な強要に追いまくられ、
出費がかさみ、貧困に苦しめられるようになってしまった。
いまや、上層部の者たちを恨まない人は一人もいなくなってしまった。
当然である。
同じような苦しみに、江戸はもとより、
全国の人々がのたうっている。

民の恨みに呼応して、天も怒っている。
近年、地震、火災、山崩れ、洪水等々の
自然災害が頻発するようになった。
そして、ついに、食糧危機までもが発生してしまった。
これぞ、天が下している深い戒めである。
ところが、上層部は、この天の戒めの意味に気付いていない。
器が小さく奸計ばかりをめぐらす輩たちが政治を牛耳っている。
下々の民を彼らは悩ませ、
米や金銭を取り立てることばかりに熱中している。
私たちは、庶民や百姓たちの
こうした苦しみを見るばかりで行動を起こせなかった。
私たちは政治家どもを深く恨む。
しかし、私たちには、過去の覇王である湯王・武王の勢力はない。
孔子や孟子のような徳もない。
そのこともあって、私たちは、いたずらに動けないでいた。
 
これは、奉行に仁がないからである。

いま、奉行や役人たちが緊急に取り組まなくてはならない事態は、
自分たちならできる政治力でもって、
これら不届きな輩を取締り、下々の庶民を救うべきではないのか。
 私たちには、湯王や武王の威勢はなく、
孔孟の人徳もないが、天下のために、
親類縁者に被害が及ぶことも厭わず、
この度、有志で話し合って蜂起した。

この度の私たちの蜂起は、
かつての日本の平将門、明智光秀の謀反、
中国のは劉裕、朱全忠の謀反に似てはいるが、
私たちは、天下国家を盗み取ろうとするような
欲得に駆られたものでは決してない。
それは、月や太陽、そして星などの天の動きに摂理があるように、
人もその摂理に支配されている。
つまり、湯武、漢の高祖、明の太祖が、民を弔い、
悪い支配者を征伐して、天誅を執行したのと同じように、
私たちは、誠を実行しようとしているのだ。
もし、疑わしく思うなら、私たちがなにをするかを、
終始見定めていただきたい。
ここに、天命を受けて天誅を下す行為に打って出る。
天保8年丁酉(ひのととり年) 
匿名  摂津・河内・泉州・播磨の村々の
庄屋・年寄・百姓および貧民の百姓たちへ


ー所長コラム6:土佐堀川が育んだ改革者たちの言葉(6)
本山美彦(国際経済労働研究所理事長兼所長)ー

原文はこの倍くらいの長文のため、
現代の状況にそぐわない部分を割愛し、
口語体に訳された文章を抜粋転載しました。



この国の政治がうまくいっていないと云う事は
私のブログで幾度も触れてきました。

私が何故今大塩平八郎の檄文を載せたのか?


確かに武漢ウイルスが蔓延する前までは
表面上は政局が安定していたと思う。

確かに野党が様々な追及をして
政権を脅かそうとしてきたが、
その内容は幼稚園や大学の建設疑惑、
自衛隊の海外派兵の問題疑惑、
首相支持者への労いを目的にした花見の会不正疑惑など、
おおよそ国政に重大な支障をきたすような事案とは
到底思えない。
それらは全て東京などの
地検特捜部などが扱うべき案件ではないのか?


国政が国会審議で紛糾し停滞した結果、
喫緊の課題解消を含んだ法案成立が求められる場面で
幾度も流れる場面を目撃してきた。


これでは野党がその役割と責任を果たしてきたとは
全く思えない。


でもそんな野党より今の武漢ウイルスへの対応はまず過ぎる。

テレビのインタビューで
ラーメン屋さんを営む自営業者の言葉が
多くの国民や経営者の心情を代弁していると思う。

曰く
「安倍のマスクを全世帯に2枚づつ配布するとの
発表を聞いた時点で、(政府は)頼りにできないと悟った」と。




最近の風潮は
ブツブツ不平不満を独り事のようにつぶやくだけで
いたずらにフラストレーションを貯め込んでいるように見える。

しかし私は現代の日本人にも
大塩が信奉した陽明学が深層心理内に浸透していると思う。


ひとりひとりが無関心だった政治について
改めてよく考え、声を出して欲しい。

行動に移してほしい。

と云っても打倒政府を呼びかけているのではない。
このブログの「檄文」はあなたと私の意識に対して
呼びかけるものです。

自分の考えを内閣府にツイートするなど
たくさんの声が政府の意識を変え、
政治を変えるのだと私は信じています。

私たち国民の参政権は
何も選挙権だけではありません。

声を出す事、
声をぶつける事も
憲法が保障する参政権であると考えます。


この国に湯王も禹王も必要ありません。
国民ひとりひとりの意識と声が
湯王や禹王に匹敵する事を
強く意識してほしいと思います。