ウロコナイ釣行

ウロコのナイ釣行記。
バイク釣行。

釣れすぎ〜

2021-04-11 09:23:57 | ヤリイカ
①2007.5.5(祝) 

那珂湊 長丸(ちょうまる)



マコガレイで予約したのですが、当日、船長からまさかの提案がありまして、

ヤリイカやりませんか。後半、カレイもやりますが、カレイは釣れていないんですよ。」

「い、いいですけど、ヤリイカの道具ないです。」

「竿は貸します。」

それならいいか。楽しそうだし。



今、14年ぶりに長丸のホームページを見ましたら、以下のお知らせが書いてあり、びっくり。

■ヤリイカなども釣れ出してきましたので来船の時にはイカ針も用意してください。
■釣物は(マダコ釣り〜タチウオ)となります。乗船の時には(マダコ用)エギ〜テンヤ、タチウオ仕掛けもご用意ください。
■仕掛けは(メバル〜カレイ)などを用意してください。
■船内サービスとしておやつの時間を作りました。
 
ヤリイカ、タコ、タチウオ、メバル、カレイって、全部やるの?
前日に決めてよ。

おやつのサービスならわかりますが、
おやつの時間って何でしょう。

異次元の釣船だな。楽しいです。
 


ヤリイカのポイントには、鹿島の船がたくさんいましたし、

北からは、北茨城市平潟港の第15隆栄丸まで来ていて驚きました。
夏はマダラ、冬は沖メバルで、何度もお世話になっていた船です。
 

長丸には、イカヅノ投入器がありませんでした。イカ釣り提案したのに?ブランコなのに?


しょうがない。上のプラヅノをプラプラさせ、残りは足元にポツリポツリと離して転がし、

エイヤッとぶん投げました。まあ、なんとか投入できるもんですね。
 
ヤリイカ初挑戦ですが、繊細な釣りだという、ザックリした知識はありました。
繊細には程遠い竿と手巻きリールですが、大丈夫かなぁ。


適当に竿をあおって誘います。
 
杞憂でした。ズッシーン。竿がひん曲がるので、乗りが分からない人はいないでしょう。

ヤリイカは長すぎて、バケツからプカプカはみ出ています。

2.5hほどで5杯、釣れました。

貴重な体験とお土産ができました。





②2013.5.19(日)

鹿島 幸栄丸

 

いまだ、震災の爪痕が残る鹿島港でしたが、

港はヤリイカフィーバー、幸栄丸は3隻出しです。
この日、竿頭は2束を超えたそうです。


半田丸の万能竿、沖0号(2.1m)をシャクり続けます。

イカの群れに仕掛けが入りさえすれば、2~3杯づつ釣れます。

40杯、釣れました。
21Lクーラーパンパン。

氷を減らし、イカを押しつぶしても蓋が閉まり切らないほどでした。

茨城の海、オソルベシ。

弁当のおかずは、しばらくヤリイカのみでした。

夜の舞い

2021-04-08 19:49:46 | スルメイカ
2016.7.23(土) 

鹿島 不動丸


スルメイカ、再び夜釣りの話しです。

鹿島まで来て気付きました。風車がブンブン回っています。あららら、強風です。


「今日は、中止でしょ。」

チラホラ、そんな会話も聞こえてきます。
はるばる来たし、釣りたいな、ヤキモキしていると、

戻った船が、そのまま夜釣りに出るようで、まずは一安心。

ですが、担当の若い船長が、寝不足&疲労が溜まった顔をしています。

そして顔見知りの常連に、「寝てないよ〜」って、言ってます。

おいおい、早朝から沖に出て、午後も出て、夜釣りも?それが連日?
だとしたら、ブラックですが。


沖に出てすぐ、あまりの強風のためか、船が前に進みません。
社長と電話で相談しているのか?

やがて北に進路をとって、やたらゆっくり進んで行きました。

なかなか進みません。時折、ウネリをかわすため前進を止めます。船底を打つウネリで、バインバインと衝撃がきます。


そして、事件は起きました。あわや、大惨事となるところでした。
イカ釣り用の、あのデカい集魚灯が、私のすぐ脇に落下し、砕け散りました。

怪我はありませんでしたが、
ちょっとズレて、頭に落ちていたら、大怪我では済まなかったです。死ぬよ。

振動で緩んだのでしょうが、いやはや。

若船長が慌てて出てきて、「怪我は無かったですか?」と、声をかけてくれました。ま、それは当然ですが。

 
若船長は、ほうき、ちりとりでササッと掃除し、船べりからガラスの破片をザザザザザー。

いつもそうなのか?

釈然としませんが、鉾田沖の荒ぶる夜の海にて、釣り開始です。怖っっ。
 
タックルは、半田丸沖0号(万能竿)にシマノ3000H。直結とブランコ、両方用意して来ました。

「ブランコじゃないと厳しいよ」とのアナウンス。では、ブランコにしますか。

ポツらポツらとは釣れました。ツ抜けはしないほどに。

ダッパンダッパン上下するお立ち台で、若船長がちょっと竿を出しました。

優雅で大きく美しい。なんていうか、舞を舞っているかのよう。
手を目一杯に大きく回し、スルメをポイポイポイポイ。

はぁ、あこがれるぜ。


沖上がりし、再びドッタンバッタン、ソロリソロリしながら帰港。
体がフラフラしてるぜ。


「東京までこんな時間にバイクで帰るんですか?」
と、心配げに声を掛けてくれた方がいました。

ありがとうございます。大丈夫っす。そう言うあなたも、東京ナンバーですよ。


実際は、帰り、首都高に入った頃から、眠くてヤバかったです。

無理は禁物です。

夜霧の達人

2021-04-08 18:27:07 | スルメイカ
200X 初夏 

那珂湊 かもめ丸

 
ゼロ年代の、とある初夏、
スルメの夜釣りに行きました。 

そんなに乗せる?
というくらい、人を乗せて。

別船でしたが、ただの古い漁船(失礼)でした。

不満はありましたが、深い霧の夜の海、イカ釣り船の灯りが、幻想的な夜でした。

右舷トモ2番でした。

となりの大ドモは手釣りの達人で、
手さばき、凄かったな。

大樽に、竹ザルの蓋をし、手繰ったスッテをその竹ザルの上にポンポンポンポン置きます。

仕掛け投入中の僅かの間、スッテが海中に入り、空になった竹ザルに、イカを拾ってポンポンポンポン乗っけます。

全部乗せたら、竹ザルをあおり、イカは大樽の中へ。

空になった竹ザル、再びスッテの帰りを待ちます。

すべてが速い。
すっっっげぇ。

手繰りの途中、イカがもう付いてないとみるや、そこから仕掛けを落とし込みます。

ヒュンヒュンとスッテが海に消えていきます。スッテが手に刺さらないのが不思議。
 
誘いとか、まどろっこしい駆け引き、してません(たぶん)。

タナに着くやいなや、高速で手繰り始めます。鬼速です。

何?
何?

消防隊の訓練?

こういう人が、2束とか3束とかあり得ない釣果叩き出すんだな。

残念ながら、イカの活性は低く、その達人でようやく、40~60杯。


私は半田丸の沖0号(万能竿)に、手巻リールのアブ7000、直結仕掛けでした。
 
そりゃあ、となりの達人を意識しますとも。スッテのスピードがとなりとシンクロするよう、ひたすら巻きます、巻きます、巻きます、そして、落とします、のくり返し。

古い漁船です。ラーク取り付けるところなんて、ありません。
体力勝負。竿を持つ左腕、パンパンです。
 
まわりでは、「釣れない、釣れない」と、なげく声ばかりでした。


釣果は忘れましたが、ツ抜けしたっけ?どうだっけ?

それでも、周りよりは、だいぶマシ。
達人のコピーを心掛けたおかげ。達人が居なければ、悲惨な結果でした。

スルメ、すべて、沖漬けにしましたが、旨かった〜

どこへ?

2021-04-06 15:49:51 | スミイカ
2021.3.27(土)

柴漁港 三喜丸
 


東京都の緊急事態宣言発令中に、
スミイカは終わってしまったぞ、


と、思いきや、

三喜丸で
ラストスミイカ出船するそうな。
まだやってたんだ〜




そうそう、

三喜丸は、スミイカをバケツで活かしておくって、聞いたことあるぞ。

のたれ死んだイカより、
美味しいよね、絶対。


 
柴漁港、バイク乗り入れOKでした。
そこんとこ、嬉しいです。


のんびり到着したら、
あらかた客は乗り込んでいました。


右舷と左舷、どちらが空いているかと、しばし、人数を数えていたところ、

船長、すかさず私を連れて、左舷胴の間に席を作ってくれました。

あざっす。
左舷8人で、前から5番目です。

 
およよ…

常連どうしの不吉な会話が聞こえてきまして、

「船長が、今日は釣れないよって言ってたよ(笑)」

な、ななぬ?



シャコ不漁で、

シャコ2匹、サイマキ1匹、
3匹支給されました。


出船前、船長に指導されました。
「輪ゴム、上過ぎ、それだとシャコ、めくれちゃうよ」

↑悪い例
 
そそくさと、追加の輪ゴムで、固定しました。

更に5分後、追加の指導が入りました。

「シャコは必ず水に入れておいて。目が大事だから。」

ふむふむ。

竹串を刺すと、シャコちゃん、ぐたっとなるので、すでにご臨終なのかと思っていました。

言われたとおり、海水の中にポチャン。

すると、おぉぉ、ピコーンと目がおっ立ってるじゃありませんか。

ひょっとして生きてるの?
すごい生命力だな。

これを見ていた、右隣りの若者、ポチャンと速攻で真似しましたよ。
ふふふふ。


いい天気です。
春です。気持ちいいっす。
8:00、竹岡沖でスタート。

今日もテンヤオンリーで挑みます。
左舷では私オンリーです。 
他の人はスッテも付けています。
左となりの2人連れはスッテオンリー。

濱生丸ではテンヤオンリーの人、多かったんだけどな。

ミヨシ1番と3番の常連氏はスピニングリールでぶん投げています。

濱生丸ではスピニングリールの人、見たことないな。

船長の釣りスタイルに客も染まるのか?

三喜丸では、各々、自由に釣りを楽しんでいるな〜って感じます。

なんだか、船全体に流れる、自由な空気。
いい意味で、釣果よりも釣趣を楽しむかんじ。

船長の人柄が客に伝わるんだな。

ミヨシ3番の、スピニングぶん投げの常連さん、

チョイチョイ船長のところに遊びに?来ます。

私のすぐ横が操舵室なので、楽しげな会話が聞こえてきます。

船全体、笑いに包まれたかんじと、

なんていうか、船長を、い、い、いじっても、ゆ、許される雰囲気、

好きだな。

 
「ん…乗ったかな?」と、アナウンスされるたび、

「フグだ…」と、結果報告がアナウンスされます。

フグが釣れずに、フグに完食されました。

輪ゴムまで食いちぎられてる。
貴重なエサなんだけどな。

そして、

サバフグ君、初めて釣りました。

すると、例のスピニング氏が私のところに駆け、

「逃がさないで、殺してください。シャコがまたヤラれるので」

と、指示され、素直に殺し、捨てました。後にして思えば、移動中に逃せば良かったな。
 
画像は、殺害後です。

此奴にシャコの真ん中をかじられて、間を詰めたのでエサが短くなってしまいました。

今日のシャコは2匹だけなので、最後のシャコです。大切に使わないと。




9:00、移動宣言。

「潮が動かないからダメだ。また、後でここに戻って来ましょう。」

まだ、船中スミイカ0です。

剣崎沖まで南下し、転々と釣りをしながら、北上していきます。


「未知の世界だよ。いつもはこんな時期までやんないし、ここも最近、来てないし。」

船長、正直すぎです。
このアナウンス聞くと、釣れていなくても笑いが込み上げてきます。


外道が釣れるたび、なぜか、船全体、和やか。
船長と外道だった人だけガックリ。

なんか仕立船みたい。
和やかすぎる。

「オレ、20年やってるけど、本命が船中0って、1度もないんだよね」

嘆きのアナウンスがたびたび流れます。
 

めげるな、船長、ガンバれ〜

「乗ったかな」のアナウンス、
そして外道のくり返し。
 
タコ、6~7
マルイカ、2
アオリイカ、1
の、外道報告アナウンスがありました。

私には、カワハギが釣れました。

左となりの方に差し上げました。

そういえば、リール買うの、すっかり忘れていました。

巻いても巻いても、カワハギがなかなか上がって来ないので、

「ドラグ緩いんじゃないの?」
と、船長から突っ込まれました。

ハハハハハ
ドラグ緩くありません。ドラグ無いので、イコール、ドラグガッチガチです。
 

水深60mの流しもありました。巻き上げ、つらい。一巻き、40cmですから。



11:15、千葉サイドに移動宣言。

「上げになってきたから、朝の場所に行ってみましょう。」

竹岡沖に戻り、北上しつつ、富津沖まで攻めますが、未だ船中0。



12:10

「13mの、浅いとこ行きます。」との宣言。



12:46

「8mのところに行きます。本当にヤバい。オレ船中0って1度もないのに。」

野毛屋のフグ船です。すぐ近くを流します。


そして、
ついに、

船中1杯目が上がりました。私の左の左、スッテオンリーの人です。


ついつい、馴れ馴れしくも、船長に声を掛けました。
「おめでとうございます。」


すると、真面目に解説してくれました。

「深いとこ、どこにも居なかったから、もう、産卵場所のここにしかいないと思ったんだよね。」
  
さすがです。だから、船中0の経験が0の船長なんですね。


6mのところも流しました。

「いい潮が入ってきてるよ。」

「浅いから強くシャクらないで。持ち上げるだけでいいから。それで掛かるから。」

「エサ無くなった人は言いなよ。冷凍エサも持ってきているから。」

良かった。

このボロボロのサイマキで、最後でした。

冷凍シャコ使うの初めてですが、
【船長もっチャンネル】で、冷凍シャコの付け方を予習していました。

古いPEラインをグルグル巻いて補強するという方法です。

冷凍シャコですと、身が柔らかくて、崩れちゃうんですね。

余った古いPEは無く、
糸ならいいんじゃねって思い、
水糸を用意してきていました。

太っっっ。目立ち過ぎです。

もはや、別の生物です。

スミイカの目には、ちゃんとエサに見えるのか?

これで釣れるのか?釣れたら楽しいけど、なんだかもう、あきらめ気分です。

その後、右舷で1杯、左舷大トモで1杯釣れました。

最後、第2海保のすぐ前で流し、船中釣れないまま、時間となりました。

けっきょく、船中3杯。


翌日がラストデーのようでしたが、シケで中止となり、
今日がラストデーとなりました。

あれからスミイカ、どこへ行ったやら
オンボロロー
オンボロボーロロー

下船し、バイク前で帰宅準備していると、船長がダッシュで駆けつけてきて、

満面の笑みで、「お土産」っと、ひとこと、ジップロックを手渡し、また、ダッシュで船に駆け戻って行きます。

船を、駐車場に廻すんですね。

カサカサとジップロックの中のカチコチを確認すると、可愛らしい、スミイカちゃんでした。

「あー!イカちゃん!」と、叫ぶと、

「そー(笑)」と、振り向きざまに返事が返ってきました。


ごちそうさまでした。
また、来まーす。

恐怖の仕掛け回収

2021-04-04 12:22:00 | スミイカ
2020.2.11(祝)

八幡橋 濱生丸(鴨下丸)

 
ちょうど1年ぶり。
建国記念日スミイカです。

座席表を見ると、
右舷胴の間指定でした(船長指定)。

右舷は7人です。

予習で観た動画で、望月船長が言ってたことを意識しました。

「引っ掛けようとは思わず、シャコが跳ねるようにやさしくシャクる。」

今回もテンヤオンリーで勝負します。

右舷は投げても投げても船下に潜り込み、やりづらかったです。

かなり潜り込むので、短いシャクリ幅では、テンヤが思ったほど動かない気がします。

なので、今日はやさしいシャクリではダメだったのか?

シャクリにも臨機応変さが必要だったのか?

 
今回、リールを新調しました。
チタノス チヌスペシャル1000です。
昭和なスタイル、究極にシンプル。
ベアリング無し。
ドラグ無し。

ものすごい欠点がありました。
ハンドル1回転、40cmしか巻けないのです。
「はい。上げてー」のたび、懸命にシャカシャカ巻きますが、
いつも、ビリ。


「はい。上げてー」コールが怖い。
私が巻き終わる寸前、船は動き出します。

無言の圧力?
それとも、気のせい?

いやいや、コイツ遅ぇ、そう船長に認識されています、確実に。
 
乗合船での巻き上げスピード、要注意です。


周りでポツポツ釣れますが、徐々に取り残されていきます。


船上アナウンス

「テンヤはそっと置くんだよ。そうしないと釣りにならないよ。」

「もう1回だけ言うよ、テンヤはそっと置く(怒)」

 
10:30 1杯目
13:50 2杯目


以上、2杯釣れました。

釣果欄 0~5(5杯2人、4杯5人)

なかなかシャクリがハマりきれないな。
次回、頑張ろ〜
 
  
ゲソ煮付け旨っ
食感がいい。

胴体煮付けはイマイチでした。
まるで、ゴム。あご疲れました。  

イカ、デカすぎるから?