8:00、竹岡沖でスタート。
今日もテンヤオンリーで挑みます。
左舷では私オンリーです。
他の人はスッテも付けています。
左となりの2人連れはスッテオンリー。
濱生丸ではテンヤオンリーの人、多かったんだけどな。
ミヨシ1番と3番の常連氏はスピニングリールでぶん投げています。
濱生丸ではスピニングリールの人、見たことないな。
船長の釣りスタイルに客も染まるのか?
三喜丸では、各々、自由に釣りを楽しんでいるな〜って感じます。
なんだか、船全体に流れる、自由な空気。
いい意味で、釣果よりも釣趣を楽しむかんじ。
船長の人柄が客に伝わるんだな。
ミヨシ3番の、スピニングぶん投げの常連さん、
チョイチョイ船長のところに遊びに?来ます。
私のすぐ横が操舵室なので、楽しげな会話が聞こえてきます。
船全体、笑いに包まれたかんじと、
なんていうか、船長を、い、い、いじっても、ゆ、許される雰囲気、
好きだな。
「ん…乗ったかな?」と、アナウンスされるたび、
「フグだ…」と、結果報告がアナウンスされます。
フグが釣れずに、フグに完食されました。
輪ゴムまで食いちぎられてる。 貴重なエサなんだけどな。
そして、
サバフグ君、初めて釣りました。
すると、例のスピニング氏が私のところに駆け、
「逃がさないで、殺してください。シャコがまたヤラれるので」
と、指示され、素直に殺し、捨てました。後にして思えば、移動中に逃せば良かったな。
画像は、殺害後です。
此奴にシャコの真ん中をかじられて、間を詰めたのでエサが短くなってしまいました。
今日のシャコは2匹だけなので、最後のシャコです。大切に使わないと。
9:00、移動宣言。
「潮が動かないからダメだ。また、後でここに戻って来ましょう。」
まだ、船中スミイカ0です。
剣崎沖まで南下し、転々と釣りをしながら、北上していきます。
「未知の世界だよ。いつもはこんな時期までやんないし、ここも最近、来てないし。」
船長、正直すぎです。
このアナウンス聞くと、釣れていなくても笑いが込み上げてきます。
外道が釣れるたび、なぜか、船全体、和やか。
船長と外道だった人だけガックリ。
なんか仕立船みたい。
和やかすぎる。
「オレ、20年やってるけど、本命が船中0って、1度もないんだよね」
嘆きのアナウンスがたびたび流れます。
めげるな、船長、ガンバれ〜
「乗ったかな」のアナウンス、
そして、外道のくり返し。
タコ、6~7
マルイカ、2
アオリイカ、1
の、外道報告アナウンスがありました。
私には、カワハギが釣れました。
左となりの方に差し上げました。
そういえば、リール買うの、すっかり忘れていました。
巻いても巻いても、
カワハギがなかなか上がって来ないので、
「ドラグ緩いんじゃないの?」
と、船長から突っ込まれました。
ハハハハハ
ドラグ緩くありません。ドラグ無いので、イコール、ドラグガッチガチです。
水深60mの流しもありました。巻き上げ、つらい。一巻き、40cmですから。
11:15、千葉サイドに移動宣言。
「上げになってきたから、朝の場所に行ってみましょう。」
竹岡沖に戻り、北上しつつ、富津沖まで攻めますが、未だ船中0。
12:10
「13mの、浅いとこ行きます。」との宣言。
12:46
「8mのところに行きます。本当にヤバい。オレ船中0って1度もないのに。」
野毛屋のフグ船です。
すぐ近くを流します。
そして、
ついに、
船中1杯目が上がりました。私の左の左、スッテオンリーの人です。
ついつい、馴れ馴れしくも、船長に声を掛けました。
「おめでとうございます。」
すると、真面目に解説してくれました。
「深いとこ、どこにも居なかったから、もう、産卵場所のここにしかいないと思ったんだよね。」
さすがです。だから、船中0の経験が0の船長なんですね。
6mのところも流しました。
「いい潮が入ってきてるよ。」
「浅いから強くシャクらないで。持ち上げるだけでいいから。それで掛かるから。」
「エサ無くなった人は言いなよ。冷凍エサも持ってきているから。」
良かった。
このボロボロのサイマキで、最後でした。
冷凍シャコ使うの初めてですが、
【船長もっチャンネル】で、冷凍シャコの付け方を予習していました。
古いPEラインをグルグル巻いて補強するという方法です。
冷凍シャコですと、身が柔らかくて、崩れちゃうんですね。
余った古いPEは無く、
糸ならいいんじゃねって思い、
水糸を用意してきていました。
太っっっ。目立ち過ぎです。
もはや、別の生物です。
スミイカの目には、ちゃんとエサに見えるのか?
これで釣れるのか?
釣れたら楽しいけど、なんだかもう、あきらめ気分です。
その後、右舷で1杯、左舷大トモで1杯釣れました。
最後、第2海保のすぐ前で流し、船中釣れないまま、時間となりました。
けっきょく、船中3杯。
翌日がラストデーのようでしたが、シケで中止となり、
今日がラストデーとなりました。
あれからスミイカ、どこへ行ったやら
オンボロロー
オンボロボーロロー
下船し、バイク前で帰宅準備していると、船長がダッシュで駆けつけてきて、
満面の笑みで、「お土産」っと、ひとこと、ジップロックを手渡し、また、ダッシュで船に駆け戻って行きます。
船を、駐車場に廻すんですね。
カサカサとジップロックの中のカチコチを確認すると、可愛らしい、スミイカちゃんでした。
「あー!イカちゃん!」と、叫ぶと、
「そー(笑)」と、振り向きざまに返事が返ってきました。
ごちそうさまでした。
また、来まーす。