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インマヌエル宇都宮基督教会牧師 山田 隆・勢津子
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牧師・礼拝メッセージ(要約)

2013年02月11日 06時56分38秒 | インポート
【先週の礼拝説教回想】 2月 3日
・説教者 山田 隆牧師
・引照聖句 エペソ人への手紙6章2節
・説教題 教えの基
▼6:2「『あなたの父と母を敬え』」これは第一の戒めであり、約束を伴ったものである。そうしたら、あなたはしあわせになり、地上で長生きするという約束です。」とあります。これは、出エジプト20:12の引用で第五戒ですが、第一に戒めに出しております。父母の関係を、奴隷は主人を敬うべきことに適用しています。従って人生ことごとく、上に光と権威があるのだから、人は等しく神を畏敬すべきことを教えます。旧約聖書では両親は子供に対して神の権威を代表するもので、家庭教育は両親に課せられた重大な責任でした。両親は子供を生み、ただ育てるだけで両親の責務を果たしているわけではない。親子双方に不足はつきものですが、神に向かう特性を双方とも必要とする。
 日本民族は、外面の「十戒」は持たなかったが、父母を敬うという、神の普遍的な恩恵を持 って訓育されてきたはずでした。
内村鑑三は次のようなことを言っている由。
『余のかつて米国アマストに学びし時、聖書学教授博士フィ-ルド先生、余に語りていわく『忠孝を重んずる国民が長くその国土を維持すべしとの真理は、余が日本およびシナの歴史を読みて初めて明解したるところなり』と。まことに忠孝の精神は東洋国民の特性として神の賦与したまいし恩恵である。これがあるがゆえに我らが愛するこの國は長く存続繁栄をたもちつつあるのである。」と。今の日本はいかがなものでしょう。
▼ただし、父と母を敬えと言われる私たちは、キリストを受け入れて心を変えました。戒めの有無によらず、子と父母どちらも不完全、不行き届きであったことを否めません。私もキリスト者になって悔い、敬い仕えたことが少なかった、届かなかったということが多々ありました。悔やめる次第です。皆様はいかがでしょう。できたことが有ったとしても何ほどのものでもなかったと思えないでしょうか。
▼しかし不完全の中での完全で今は許されたい。その中でみな良かったことを信じよう。良き両親、兄弟、息子、娘たち。良き師、良き同輩、先輩、後輩、同志に恵まれたなら、そしてさらに、聖書の根も幹も葉も実もあるいのちの道をたどることがあれば、善し悪し全部益になりましょう。
 私達は真の神を父とし、父なる神は私たちをキリストによってご自身の子とされました。これ以上、喜ばしい関係はありません。ここから出て、「父と母を敬い」ましょう。
▼教えの基をここに置き、祈りましょう。