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インマヌエル宇都宮基督教会牧師 山田 隆・勢津子
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牧師・礼拝説教(要約)

2015年05月11日 06時04分06秒 | メッセージ
【先週の礼拝説教回想】 5月3日
・説教者 山田 隆牧師
・引照聖句 エレミヤ33章1~9節
・説教題  どんな時にも真実
▼私たちが悩み、はらはらさせられ、傷つけられ、憂えるのは、まだ信じていない親、子、兄弟ではないでしょうか。エレミヤは同族の預言者として、罪と偶像から立ち返り神のもとに戻ることを迫害の中に忍耐深く促した人でした。おそらく前625-586。ついにはユダ王国は彼の預言に従わないで、バビロニア帝国に捕囚にされました。神のユダに対する裁き、周辺諸国に対する裁き、選民が堕落して、バビロンに捕らわれの身とされるが、同族を見放さなかったのです。
 エレミヤは忍耐とあわれみの器でした。棒に竹を継いだような非情な人ではありません。神は傷つく彼に、33:6「見よ。私はこの町の傷をいやして直し、彼らをいやして彼らに平安と真実を豊かに示す。」と言われました。神はいつも真実に満ちています。神のことばを委ねられた者は、一方では峻厳な裁きを伝えますが、一方では罪を上回るあわれみと赦しと回復の心をもっていなければなりません。586年ユダ王国はバビロニアに捕囚されました。彼の哀歌はこの書に続きます。それ見たことかと呪い見放したりしていません。
 今日の私たちはエレミヤに倣いましょう。息の長い献身・配慮・意欲は欠けがちです。しかし、信を放棄しないで生きましょう。どんな困難に直面しても使命を続けるためには、こうした資質をもたなくてはなりません。信じた愛する者の中で彼は苦しみましたから、、より一層大変でした。人間的な頑張りでは続きません。神に慰めと励ましと働きの実とを見せていただかないとまいってしまいます。(捕囚の間に神を恐れ民を憂える人はダニエルとその友ぐらい)。しかし神は彼を高く評価しユダヤ人も今日、預言者の中で最も慕われていると言われます。
▼私たちはみな神によって生かされている者です。その神は2節「地を造られた主、それを形造って確立された主」です。この方は御子を赦しと救いのためにくださいましたから、罰は私たちに、赦しと救いは偶像を信じ、肉的な行き方をして、そのままでは滅びる周りの人々に用いましょう。その意味で、どうにもならないような場面に遭遇しても、この時こそ真実であろうと決意しなければなりません。イエスの十字架の重荷はさらに偉大で崇高です。福音を説きつつ、この世が終わり、御子が再び来られ、生存する者はだれもが主に従う、平和な御国が到来します。
▼神とすべての人々に、どんな時でも真実でありたいものです。