二ヶ月に一回の義父の神経内科の定期診察。
日付→言えない
自分の年齢→間違い
生年月日→OK
自分のいる場所→OK
三つの言葉の記憶「桜・猫・電車」→ 一個だけ◎
今回も「特に変わりありませんね」と先生に判断されました。
そう、お医者様の判断に間違いありません。
きっと「物差しの目盛」が医者仕様なのでしょう。
我々、家族はその物差しを使うことが出来ません。
日々、義父の記憶力、判断力の衰えを感じています。
夢と現実の境目も理解できないときもあります。
どうしようもない。
諦めが90%以上、頭の中を占めています。
しかし後の10%は期待もあるんです。
画期的な治療薬が出来るのではないか?とかね。
お医者様の優しい笑顔は私たちには何の安心も与えてくれません。
今日は「入れ歯の調子が悪い」というので歯医者さんに行ってきました。
歯茎の腫れが原因で痛みを感じていたようです。
歯周ポケットが想像以上に深くて、歯石をとることになりました。
優しい女医さんの笑顔に義父もリラックスできたようです。
これも義父が違和感を伝えてくれたから分かったこと。
これがこの先、伝えることも出来ずにただ不快感だけを感じ、
ご飯も食べず、不機嫌になる・・なんてことになるかもしれません。
今は、まだ大丈夫。
毎日その言葉が頭を巡ります。
主人もそうだと思います。
昨夜、義父と2人で話しました。
「何故こんな状態に(アルツハイマー)なったのだろうか?原因は?」
「(私たちに)迷惑はかけたくない」
「他人と話すと相手にとって迷惑ではないだろうか」
とにかく義父の不安を取り除く為に色々と答えましたが
何の助けにもなっていないだろうなと思いました。
私も最近何を言ったらよいのか分からないので
当たり障りのない回答でその場を濁しています。
主人はもっと上手に出来るんだろうけど。