時限掲載
「マルコとジーナのテーマ」は
ジブリアニメ「紅の豚」の中の
ロマンティックな曲で、
30年前に私が勝手に詞をつけた。
作詞の経緯はこちら
作詞に使った楽譜はドレミ出版の
「ピアノソロ 紅の豚 イメージアルバム
久石譲作曲、青山しおり編曲 1992年」
空飛ぶ豚ポルコ・ロッソは
アドリア海きっての飛行艇乗りであり、
ホテルアドリアーノのマダム・ジーナは
飛行艇乗りたちのマドンナ。
そして二人は幼馴染みでもある。
青春時代はもはや過ぎ去り、
戦争や動乱のなかを、
距離を置きながらも共に生きてきた二人。
マルコとジーナのテーマ 詞MARI
白いレースのカーテン
窓辺にはオリーブ 木漏れ日の午後
大空と海原を 飛び続ける果てに
待つものは なあに
いつの日かあなたもここに立ち
遠い日の歌を
そっと口ずさむでしょう
聞く人もないまま
忘れられた少年のように
テーブルにティーカップ
銀のサジ一つ もてあそぶわたし
色あせた写真など
捨てて身軽になって 扉開けましょう
いつの日かあなたと 地を離れ
波光る夜明け
空を駆け抜けてみる
雲の峰より高く
忘れられた天使のように