Vastra-daの裏側

オリジナルフィギュア原型師。原型師が裁縫もするよ。求めるモノが探して無ければ『作ればいいじゃないか!』を実践中。

複製作業 ( シリコン固まらず惨劇 )

2013-04-10 21:04:56 | フィギュア
ビックリの惨事が起こりました。

数日前に流したはずのシリコンが翌日触ってみると… 指がズポッ… ???

な…なんで固まってへんのや~!!?

未だ経験したことのない現象です。


と…とにかく原型をシリコンの海より救出せねばっ
( シリコンの特性を知っているが故に、この時点でかなりの焦りが… )

型枠を外すも、半分固まり餅のような粘りでなかなか上手く外れない。
嵩増しに使ったデカいシリコンが邪魔をする。 粘土は食い込み、餅と化したシリコンとタッグを組みもはや得体の知れないモノとなっていた。
ようやく原型を掴み引きずり出すも、シリコンが絡み付きとんでもない有様だ。

とりあえずティッシュで拭いてみた。  取れるわけがない。
しかも、よりにもよって原型は細かい毛並びっしりの猫の尻尾… マジっすか

原型を見るかぎり
もう一度、尻尾の原型作り直した方が早くないっすか!?
と言うくらいの状態 でも、そんな時間があるわけもなく…。



こうなったら洗浄するしか道はない。と決め、いざ参らん!!

ネットで『 シリコン除去 』を検索するも効率の良い有効な手立て無し。望みは絶たれた。
原始的に除去するほかない。
歯ブラシを数本用意。
除去に試した溶剤( 食器洗い洗剤・粉末ホーミング・液体ジフ・消毒用エタノール・化粧落としオイル・洗顔フォーム・固形石鹸・歯磨き粉・マジックリン・オレンジ効果レンジまわりの油落とし )どれか一つでも効いてくれないかと使えそうな物は試してみた。
だが、特に有効なものは無く数時間かけて除去。( 細かい隙間に多少残ってる気がする


おかげで予定していたギリギリのシリコン量は足りなくなりまたも追加発注。

1年前の未開封のシリコンがどうしてこんな状態になったのか??
他のシリコンは1年前の物でも異常なく使えているのに??
今となってはそんなことどうでもいい。


もう泣きたいっす


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする